●平凡な珍名 | サンロフトの本とテレビの部屋

●平凡な珍名

●平凡な珍名
昨日の『沸騰ワード10』で珍名ハンコ企画第3弾。大学巡りの中で、小学校時代に川島海荷似のあの人を奪い合った親友と同じ名字が!

普通の漢字だし普通に読めるから、珍名という意識は無かった。確かに、彼以外にその名字の人を知らない。芸能人にもいない。昨日出た人は旧字体だったが、親友は新字体でも旧字体でもない異体字だった。JIS漢字にもUnicodeにも無いが、今昔文字鏡にはあった。という話は以前書いたな。

 

「普通の漢字」と言ったのは、新字体に点画が1つ多いので、一見すると普通という意味だ。

風変わりじゃない珍名って、案外身近にいるのかも。


●1週間後と38年後の熱気
1980年4月初め。福井へ来て2、3日後。西城秀樹の『愛の園』を聴きながら(いや、恐らく聴く前)、従妹に卒業記念アルバムを見せた、と書いた。

川島海荷似のあの人が、川島海荷オフィシャルブログのヘッダー画像と同じ髪型に水色のワンピースとボレロという姿で、舞台の上へ卒業証書を受け取りにいった、あの卒業式からわずか1週間後の出来事である。卒業記念アルバムをもらってからでも、2週間は経っていない。まさに熱気冷めやらぬ中。好きな人の話も自ずと出てくる。


38年を経た今、熱気は1℃たりとも冷めていないようだ。当時覚えていたことをいつの間にか忘れ、卒業記念アルバムでの再発見も多い。今日見返してみて、みんなで走っている写真と、各教室での集合写真が同じ日の撮影だったことを発見し、詳細を思い出した。

教室では、通常の席順のまま机を限界まで後ろへ下げ、廊下側へも寄せた。で、窓際の一番前から撮影した。あたかも、後々私が観ることを想定したかのように、好きな人が前の席や窓際に集中している。

私自身も一番前の席だし、川島海荷似のあの人、◯◯のばっちゃん、フランス人形のような彼女、ペンギンの彼女、幼稚園から小3まで好きだった◯ちゃん、マラソンがいつもトップの彼女、中村麗乃似のモデルっぽい彼女、小6で急に綺麗になったネコまたはキツネと呼ばれた彼女。加えて、学年で一番モテたと思われる、色っぽい彼女も。皆、カメラの近くで大きく写っている。奥の方で不鮮明なのは、天才の彼女と天然の彼女ぐらいだ。

この教室での写真で、川島海荷似のあの人が、下唇の内側に舌をつけるあの人独特の仕草を見せている。まさに、奇跡の瞬間を切り取った。この後、校庭へ出て走る写真を撮ったのだから、同じ服装のはず。それが分かってもなお、走っている写真からあの人を発見することは出来ないのだ。

代わりに、走る写真では先程不鮮明だった天才の彼女が私の真横に来て、いつになく無邪気な表情で写っている。うまいバランスだ。


卒業の1週間後と38年後が同じ熱気とは、無間地獄以外のなにものでもない。