●4Kの厄介な問題……結局、4Kテレビを買えということか | サンロフトの本とテレビの部屋

●4Kの厄介な問題……結局、4Kテレビを買えということか

●4Kの厄介な問題……結局、4Kテレビを買えということか
右旋BSの4K放送は、従来のBS/CSアンテナが使えるので、4Kテレビ(場合によっては+4Kチューナー)のみで観ることが出来る。

だが、4Kテレビは現状40V型以上の大型テレビに限られる。4Kチューナーを従来の2Kテレビに接続すればいいと思ったが、テレビのHDMI入力がHDCP 2.2に対応している必要がある。

我が家の10年もののテレビのマニュアルには、HDCPどころかHDMIのバージョンすら記載されていない。

現行モデルはどうなのかと、東芝REGZAのマニュアルを公式サイトで見てみた。4KモデルのREGZA 43C310Xは「HDCP 1.4、HDCP 2.2対応」とあるが、2KのREGZA 32S21には我が家の旧型同様、HDCPの記載は無い。HDCP 2.2非対応と考えていいだろう。

4K放送を2Kで観る意味があるかどうか、現時点では何とも言えない。2KのBS放送のサイマルなら完全に無意味だし、2KのBS放送の再放送でも魅力は無い。

HDCP 2.2をHDCP 1.4に変換するコンバータも出ているが、32V型以下の小さいテレビで4Kの番組を観たいだけなのに、怪しい製品に頼るしかないのはいかがなものかと思う。4Kを1366x768ドットの偽ハイビジョンで見れても情けないが……。

来年にかけて、32V型以下の4Kテレビが出てくるか、1920×1080ドットだけど4K放送対応の上位モデルが出るか、注目したいところだ。PC用4Kモニタ+4Kチューナーという選択肢もあるが、モニタとテレビは似て非なるものという意見もある。

で、肝心の4Kチューナー。以前は2~3万円だろうと言われていたのに、いざ出るとなると予価4万円。大型テレビを売りたいだけの業界の算段は外れそうな気がするな。

関連ページ AV Watch『実は身近なBS 4K。開始まで半年「新4K8K衛星放送」の注意点』