●『今日は一日“戦後歌謡”三昧』
●『今日は一日“戦後歌謡”三昧』
NHK-FMで昼からつい先程まで放送されていた。「三昧」シリーズの中で最短の放送時間ゆえ、1950年代のいわゆる「戦後歌謡」が流れるものと思った。しかし、始まってみれば我々世代にドンピシャの1970年代歌謡が続々と。
序盤から松原みきの『真夜中のドア』だもんなぁ。1979年のスマッシュヒットで、懐メロ番組では滅多に取り上げられない。1990年代前半の懐メロ番組でこれが流れ、思わず泣きそうになったものである。約10年間まるっきり忘れていたので、聴いた途端に小6の頃の感覚がリアルに甦ってきたのだった。あの時の喪失感は忘れられない。
とはいえ、あの時点では小学校卒業から10年しか経っておらず、まだ我々も22歳ぐらいだった。かつての友人たちも、好きだった人も22歳。しかし、今日、この曲を聴いている私は卒業から38年。もはや取り返しがつなかい地点まで来てしまった。
そして、ラジオからは、あの人の名前が……。いや、あの人と同姓同名の一発屋歌手の名前である。懐メロ番組だから、出てきても不思議じゃない。あの名曲が流れるのだと分かっていても、あの名前を聞くたびにドキッとしてしまう。
アグネス・チャンの『ポケットいっぱいの秘密』とか、あまり流れない好きな曲も多く流れたし、充実した午後を過ごせた。