●人生を変えた10のデザイン 6.セリカ・リフトバック | サンロフトの本とテレビの部屋

●人生を変えた10のデザイン 6.セリカ・リフトバック

●人生を変えた10のデザイン 6.セリカ・リフトバック

半年ほど連載を中断していた。行き当たりばったりで始めたため、5回まで終えたところで後半の5つを選んだのが失敗。計画を立てた時点で興味を失うのは、いつものこと。

これまで、1.アンドロメダ 前編・後編、2.ドム、3.ミサワホームO型、4.味岡伸太郎かなシリーズ、5.支笏洞爺国立公園切手、と書いてきた。


第6回目は、車。私が最初に好きになった「物」が車である。2歳の頃にはすでに車に熱中していたようだが、記憶には無い。乗り物好きは男児にありがちな趣向であり、いくら熱中していても特筆すべき個性ではない。どんな車でも好きだったが、初めて好きになった具体的な車が、セリカ・リフトバックだった。

セリカが当初クーペとして登場し、リフトバックが追加モデルだったこと、リフトバックの方が一回り大きくエンジン等の仕様も異なっていることは、10年ぐらい前にようやく知った。スペックの意味など分からない幼児期に好きになったため、後々深く調べることはしなかったのだ。

当時は単純に「カッコイイ」と思っただけだし、後のスーパーカーブームでの車の好みもこの原体験に基づいている。

しかし、時代が下って、大型化&高級化、無個性化、ミニバンブームとセダンの衰退、軽自動車の高級化等と車のあり方が変わっていくに従って、セリカ・リフトバックのカッコよさはあの時代でしか成立しなかったのだと思うようになった。性能や時代背景などまったく知らなかったにも関わらず、この車を好きになったのは、幼いながらに時代の空気を感じ取ったからだろう。

だから、スポーツカーやスペシャルティカーの復活より、今は軽自動車を突き詰めて行った方が面白いのかもしれない。「いつかはクラウン」のコピーでヒットした1980年代前半のクラウン・ロイヤルサルーンより、今の軽自動車の方が遥かに高級仕様だからねぇ。

関連ページ 日経トレンディネット『連載:あの時代を駆け抜けたクルマたち セリカ・リフトバック 人気だが「実は派生モデル」』

関連ページ Yahoo!ニュース『軽自動車でも200万円時代が到来!? 「N-BOX」なぜ高くてもイチバン売れる?』


●「小笠原諸島復帰50周年」記念切手
小学生の頃、記念切手の中でも最も好きだったのが「小笠原諸島復帰」だった。切手趣味週間、国際文通週間等のシリーズもの(「記念切手」に対し「特殊切手」と呼ぶ)は別として、単発の記念切手では一番だった。

早い段階で入手していたが、小6になってシートを買うという暴挙に出た。切手雑誌の広告欄に、単片(切手1枚の意)とシートの価格表が載っていて、20面シートがわずか350円だったからだ。小6当時は封書50円時代で、新発行の記念切手なら1シート1000円。それが、15円×20面の「小笠原諸島復帰」は額面わずか300円。インフレの時代ゆえ、10年近く前の切手の方が安いという逆転現象が起きていたのだ。

20枚並んだ記念切手の迫力は満点で、これをきっかけに250~400円で買える国立公園シリーズ等のシートを数枚買っていくこととなる。

で、なぜこの話を書いたかというと、「小笠原諸島復帰50周年」記念切手の発行がアナウンスされたからだ。↓別紙PDFに図案が出ているが、今どきの10種組み合わせシート。「バラ売り可」は建前で、1種1枚で耳紙にまで図案が描かれたシートは丸ごと買うしかない。この悪習はドイツで始まり世界中へ広がったらしい。

だが、図案をスクロールしていくと、最下段の2枚が50年前に発行された「小笠原諸島復帰」記念切手をモチーフにしているではないか! 上の4段が漫画調なのでまさかこんな図案が出てくるとは思わなかった。

ということで、小6(1979年)に買った「小笠原諸島復帰」シートを貼っておく。耳紙にはカラーマークも発行日も、切手の名称すらも書かれていない。シートで買わせる工夫など無くても、投機目的でシートをこぞって買った時代。

関連ページ 日本郵便『特殊切手「小笠原諸島復帰50周年」の発行』