●艦隊戦に接近戦無し? | サンロフトの本とテレビの部屋

●艦隊戦に接近戦無し?

●艦隊戦に接近戦無し?
ヤマト2199のメカ設定で、旧作から最も変えられたのは大きさだろう。ヤマト自体が大型化されたのは、第1艦橋の広さや艦載機の都合から止むを得ない。しかし、他の艦艇がそれ以上に大型化されたのには疑問がある。

 

最大の失敗は、デストロイヤー艦だろう。ヤマトより2回り小さい程度まで巨大化し、これじゃ駆逐艦ではなく戦艦だ。ヤマトが強すぎるという批判はもっともで、波動防壁なる設定を加えるしかなくなった。

 

旧作では、ヤマト265m、デストロイヤー艦72m。火力も装甲も桁違いで当たり前だ。ただ、本編中でサイズ差が分かるほどの接近戦は無く、漠然と「ヤマトの方が大きい」と思うぐらいだったろう。

 

作画の都合だろう、デストロイヤー艦は「ヤマト2」で150mに設定変更された。全長では2倍強だが体積では約9倍。ガミラス艦に重量の設定は無いが、1000~2000トン級から1~2万トン級になったわけだ。ヤマト2199もこれに従ったのかもしれない。

 

デストロイヤー艦の巨大化に伴い、沖田艦も巨大化した。沖田艦、古代艦の全長に公式設定は無いが、映像や後のプラモからそれぞれ約90m、約70mというところ。2199ではヤマトと沖田艦が並ぶシーンがあるが、サイズ差は2回り程度。旧作では同様のシーンは無いが、ヤマトの巨大さを見せるため欲しかった。

 

ヤマト、沖田艦、古代艦、デストロイヤー艦の対比が分かるシーンが旧作にあったなら、2199でのサイズ変更は無かったかもしれない。だったら、三段空母や戦闘空母がヤマトより数段大きくなったり、ドメラーズIII世が巨大戦艦になったりもしなかった。

 

ヤマト2202でもアンドロメダが無意味に大型化したため、プラモがとんでもなく高価になってしまった。主力戦艦が約4000円なのだから、旧作と同じ比率なら6000~8000円で収まったはずだ。

 

ただ、ガトランティスの艦艇は一律大型化せざるを得ない。高速中型空母は250mしかなく、艦載機デスバテーターの48mは明らかに破綻している。ロマンアルバムの設定資料に対比図が載っているが、これを描いている時点で設定ミスに気づかなかったのか? 本編中では半分の24m程度で描かれているし、2199でも同様に修正されている。

 

余談だが、「さらば~」冒頭でテレサの元の母星が攻撃されている場面で、デスバテーターの機体下部に通常ミサイル、機体の中から出てくるのが核ミサイルだと思われる。前半はピンポイント攻撃で、後半は都市を消滅させるキノコ雲。空母のみの侵略艦隊もうなづける。それに引きかえ、2202の破滅ミサイルはデスバテーター以下のショボさ。

 


●再生の3月
先日書いた通り、道重再生で10ヶ月近い闇から抜けた。といっても、昨年5月以前の状態に戻っただけで、問題は何ら解決していない。来週月曜には小林麻耶がVTRながら『バイキング』に出る。活動再開ではないが、以前と変わりない様子。

 


新型Surface Bookが発表された。噂の廉価モデルは無く、従来の高性能高価格路線。

 


遊びに関しては、子供と大人とのギャップが大きい。子供の頃の遊びを、大人になってからやっても面白くない。

 

20歳頃、レゴのテクニカルパーツを知って再び買ってみたが、楽しめなかった。ガンプラのMG(マスターグレード)が出た時シャア専用ザクを、PG(パーフェクトグレード)が出た時ガンダムを買ったが、それぞれ1機ずつで終わり。中学校時代のように色々なモビルーツを揃える気にはならなかった。だから、今回、アンドロメダのプラモを買ったとしても、ヤマトや主力戦艦等を揃えることはないだろう。

 

仕事の感覚も、子供と大人とのギャップが大きい。小6の時、将来、建築の道を目指そうとしたが、大人になったらパソコン業界に入っていた。建築へ進んでも面白かっただろうな、とは思うが、それは20代中盤になって知った建築の醍醐味ゆえ。小6で思っていた面白さとはまったく違う。


唯一の例外が、恋愛の感覚だ。子供も大人も変わらない。5歳では◯ちゃんの名前を知りたいと思い、10歳では「教授」の名前を知りたいと思い、15歳では透き通るような彼女の名前を知りたいと思った。その感覚はまったく同じだ。5歳でプラレールや粘土細工、10歳でスーパーカーや切手、15歳でパソコンにハマっていたように、遊びの感覚は5歳違うとまるっきり違うのにである。