●2017冬ドラマ総括 | サンロフトの本とテレビの部屋

●2017冬ドラマ総括

●2017冬ドラマ総括

 

1.『嘘の戦争』
2.『スーパーサラリーマン左江内氏』
3.『雲霧仁左衛門3』

 

今クールは観たドラマが少なかった。1~2話で挫折したものも多かった。そんな中、惰性ではなく次が観たいと思って観たのは3本だけだ。

 

そういう意味では、1話完結ものの『スーパーサラリーマン左江内氏』の引きの強さは格別だった。アドリブによるコント・シーンにハマるかハマらないかで、評価は180度変わるだろう。

 

『雲霧仁左衛門』シリーズは以前も面白かったので観た。かつてフジテレビで放送されたものは傑作だったが、これはそれ以上とも思える。尚、フジテレビ版は12話までだったが、その後15話までがCSで放送されたという。なんと後味の悪い。

 

『嘘の戦争』は草なぎ剛と市村正親の怪演、痛快な復讐劇、「嘘」というキーワードの巧みな使い方、誰が敵で誰が味方なのか惑わされる展開等々、面白い要素が盛りだくさん。今クール圧倒的1位である。目の前で家族を殺されたことへの復讐にしては甘い気もするが、現代人の感覚ではこのぐらいが許容範囲だろう。甘さを補って余りある爽快感あふれるラストだった。かつての「道」シリーズのように、「戦争」シリーズの新作を期待する。