●R1ぐらんぷり2016 | サンロフトの本とテレビの部屋

●R1ぐらんぷり2016

●R1ぐらんぷり2016
ハリウッドザコシショウの優勝は順当だと思った。おなじみの芸人のいつものネタより、未知の芸人に惹かれる。そう思って見ていると、古畑任三郎の真似で「ハンマーカンマー」と言った。名前は知らなかった、いや、聞いたけど忘れていた。何年か前に見て「なんじゃこりゃ」と呆れたネタである。しかし、ネタ1本通してみると面白いじゃないか。ネタ番組全盛期なら、もっと早くブレイクしたろうに。


他では小島よしおのショートマリオネット等も面白かったが、個人的に最も好きなのがマツモトクラブだ。予選で視聴者投票で最高点を獲得しながら、審査員票が入らず敗退した。性格な文言は忘れたが、審査員にはネタが弱いと評されていた。他の出場者は裸芸など派手でインパクトがあったが、静かなネタでも十分に対抗できるはず。


この件について審査員への批判が出ているが、ライブとテレビ画面を通した時の違いという気がする。R1では前々から感じているが、派手なネタの方が会場が盛り上がって高評価になることが多い。しかし、テレビで観ているとライブ感が削ぎ落とされ、ネタ自体の面白さが客観的に見られる(ような気がする)のである。