●8000円超高額切手帳10万部って誰が買うの??
●8000円超高額切手帳10万部って誰が買うの??
先日『切手帳 日本の建築』のぼったくり感について書いたばかりだが、それを上回るクレージーな『切手帳 グリーティングJAPAN』なる商品が発表された。
北斎の有名作品2点をモチーフにした1000円切手4種を小型シート2枚に収録し、特製ケースに収めたものだ。額面総額は4000円だが、販売価格は8000円。切手自体は本商品のためのオリジナルで、オフセット6色+金箔+アルミ箔+エンボス加工という最高の印刷技術が使われている。
フレーム切手を専用ケースに入れて数千円で売っている例もあるから、グリーティングJAPANの方が遥かに郵趣的価値が高いとも言える。が、郵政(ではないが)がこれをやったらおしまいである。
問題になり始めたのは20年ほど前である。切手をビジネスにしている国が、金箔等を使った1枚1万円ぐらいの切手を少量発行し輸出し始めたのだ。これらは“黒い切手”と呼ばれ、大きな批判を浴びた。そして、集める(買う)べきではないとも言われた。日本のような先進国がやることではないのだ。
1番下のリンクにある最初の1000円切手小型シートも当時の価値では4000円程度であり、当初「切手趣味週間」切手として企画されたことを思えば、今回も酷いとは言い切れない。あの吉祥天立像こそ歴代1000円切手、否、日本の全普通切手で最高の出来と言って過言ではない。
しかし、『切手帳 日本の建築』が5800円で2万部なのに対し、『切手帳 グリーティングJAPAN』は8000円で10万部。爆買い外国人をターゲットにしたにしても、どうかしてるんじゃない?
関連ページ 日本郵便『プレスリリース「切手帳 グリーティングJAPAN」の発売』
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