●パソコンブームとはいつだったのか？

●パソコンブームとはいつだったのか？
「パソコンブームがまさに訪れようとしていた1997年のことだ。」
↓の記事冒頭の一説である。VAIO NOTE 505の登場が、パソコンブーム前夜???

私は個人的体験から1981年がパソコンブーム（当時はマイコンブームと呼ばれた）と思いがちだが、ブームといえる時期は何度もあった。ワンボードマイコンの1977年頃、PC-8001が出た1979年頃、Windows 95ブームの1996年頃等である。

そして、パソコンの個人向け市場が急成長したのが1998年頃。それ以前からパソコンを使ってきた我々にとって、ブームの実感は無かった。製品やサービスに劇的な変化があったわけではないからだ。
しかし、1998年登場のiMacが初めてパソコンを買う人たちに支持されたことで、ニーズの変化は感じた。

VAIO NOTE 505もiMacと同じような捉え方でいいだろう。当時、今さらの再参入は厳しいと思ったものだが、いやいや、SMC-70を出した1982年やMSXの時代より市場の伸びしろは大きかったのだ。そういう意味でいうと、PCの需要が下り坂の現代、状況はより厳しいだろう。

MacBookProやSurfaceProが支持されているのは、高性能さだけでなく手頃な値段のせいもある。それに比べ、VAIO Zは高価すぎる。スペックに妥協しない上位モデルに買い得感は無い。VAIO Z Canvasに、ASUSのデジタイザつき8インチタブレットの10倍の価値があるかどうかも疑問である。

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