★総括2014(08) 今年の住宅 ~ビンテージ住宅の時代 | サンロフトの本とテレビの部屋

★総括2014(08) 今年の住宅 ~ビンテージ住宅の時代

★総括2014(08) 今年の住宅 ~ビンテージ住宅の時代


『渡辺篤史の建もの探訪』、『大改造!!劇的ビフォーアフター』といった長寿番組の他、『辰巳琢郎の家物語』、『百年名家』も何年目かになる。ハウスメーカーの宣伝番組としては30分枠の『住宅革命』。新番組では『価値ある家づくり!バリューハウス』。住宅関係のミニ番組は『ONE×TIME 建築の記憶』、『建物遺産』、『わが家のリフォーム物語』、『home∞i』の4つか。
『有吉ゼミ』の「坂上忍、家を買う」コーナーはリゾート地の面白い中古物件が楽しめる。その他、『幸せ!ボンビーガール』、『スッキリ!!』、『王様のブランチ』、『GO!オスカルX21』でも住宅コーナーや住宅を扱う回がある。テレビ番組に関して言えば、例年になく盛況。


しかし、住宅市場は不況。『月刊HOUSING』の薄さが象徴するように、ハウスメーカーから注目すべき新商品も出てこなかった。パワービルダーによる住宅価格の下落で、ハウスメーカーの割高感は増すばかりだ。
住宅には流行り廃りがあり、どのメーカーの住宅も互いに似たようなつくりになるのは止むを得ない。それでも、近年までは新しいトレンドが見られた。リビング階段、シューズインクローク、バックヤード、KURA(を次々真似たメーカー)、内と外の中間的空間等々。さらに新しい試みはあるのだろうか?


それより、今年の収穫は旧住宅。幻と思われたミサワホームG型が3棟も発見された。テレビ番組でも旧自宅が魅力的だった。以前は古い家のリフォーム、リノベーション、または歴史的建築の保存がテーマだったが、今では中古物件が普通に面白い。


昨日、地元でミサワホームM型2リビングを発見。福井市中野1丁目に、MIII型、SIII型、O型は数棟確認。どうやら1980年頃に出来た町並みのようで、他のハウスメーカーの当時のモデルもチラホラ。オレンジの越屋根を見つけたら、リフォーム済みなのだろうサイケデリックな配色のO型だった。越屋根、トップライト、南面切妻&北面寄棟、正方形の寄棟等、これらのモデルが上空から見つけやすいなんて当時は考えもしなかった。