●NEC、東芝、PC2011夏モデル | サンロフトの本とテレビの部屋

●NEC、東芝、PC2011夏モデル

●NEC、東芝、PC2011夏モデル
毎度のことだが、これといった新鮮さは無い。
ここ数年、新鮮さを感じるのは従来と違ったジャンルの機種に限られる。A4ノート、デスクトップ等はもう行き詰まっており、面白いのはスレートPC、タブレット、超小型PCばかりとなった。


繰り返しになるが、性能が高くなっても出来ることが変わらないのが、すべての元凶である。
10年ぐらい前までは、ローエンド、ミッドレンジ、ハイエンドと、同じ筐体でも性能差によるモデルの住み分けが出来ていた。ローエンドは昔から安かろう悪かろうだったが、ハイエンドを選ぶことで得られるアドバンテージは確かにあった。
Windows Vista登場時にもハイエンドの優位性は感じられたが、OSの基本操作がサクサク動くというあまりに後ろ向きなものだった。
ネットブックや超小型PC以外、どの機種でも十分なスペックを持つ現代では、それすら失われた。


掛け声ばかりの3Dブームは、テレビ、BDレコーダ、ゲーム機とともにパソコンでも不発だったし、アナログ停波を見込んだ録画PCの強化もイマイチである。そうした付加価値で20万円オーバーになったハイエンド機が売れるとは思えない。


ハイエンド以上に、ローエンドはダメだ。ネットブックは、特に日本の大手メーカーの場合、低スペックのわりに値段が高すぎて存在意義が無い。いいかげん、撤退した方がいい。
このジャンルにWindows 7は重過ぎるし、激安でなければ魅力も無いと思う。安くなるなら、スペックは大幅に落としてもいい。


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●緊急地震速報
NHKだけが放送を義務付けられていると判明。
地デジ化で速報自体数秒遅れるので実用性は元々低かったが、民放でもう流さないとすれば速報の意義は相当小さくなる。次の大地震では、ほとんどの人が速報を見逃すことになるだろう。