●ネットの転換点 | サンロフトの本とテレビの部屋

●ネットの転換点

●バラエティ番組雑感
昨日の『はねるのトびらSP』の前半、ダイタイソーSPのコーナーは、震災後の収録であった。画期的なことだ。元々予定されていた番組は不明である(もはや分からない)。テレビ雑誌では2時間枠の空白(未定)だったので、はねトびSPなのは予定通りかもしれない。ただ、ゲスト無しのダイタイソーSPは別に撮影済みだったコーナーと差し替えではなかろうか?


その裏の日テレは、『はじめてのおつかい 春の傑作SP』と題しながら1時間枠の放送だった。テレビ雑誌ではレギュラーの『脱出ゲーム DERO』と書かれており、急な差し替えと思われる。『笑ってコラえて』は予定通りの放送だった。
本日の夜7~9時の『仮装大賞SP』は過去の総集編であり、テレビ雑誌では『東野・岡村の猿旅SP』となっていた。
日テレは、同じバラエティでもふざけすぎた番組を見送ったようである。


●2011冬ドラマ最終回雑感
『美しい隣人』。驚愕のラストというわりに、今ひとつピンと来ない終わり方だった。


『美咲ナンバーワン!!』。『ごくせん』のようなカタルシスが無く物足りないドラマだったが、最終回は良かった。あまりにセオリー通りの展開だが、ヘタに捻るより良い。


●ネットの転換点
多くのサイトで、大震災後の更新が滞っている。企業もだが、個人の趣味系サイトに元気が無い。ここ数日、メルマガもほとんど来ない。
阪神大震災の頃はインターネットもまだ一般的でなく、WWWも無かったと思う。パソコン通信全盛期だが、全盛期というにはわずかな利用者しかいなかった。
その後の震災や災害では、ネット上で今回ほど大々的な自粛ムードは起こっていない。今回の大震災が、原発及びエネルギー問題、省エネ意識等の大きな転換点になると見られているが、ネットの転換点にもなるだろう。


大手オンラインショップの多くが首都圏を拠点にしているため、全国どこからでも買える利便性が、全国どこからも買えない不便さになってしまった。
加えて、各サイトの更新停滞、メルマガの発行停滞、首都圏の節電・停電が相乗効果となり、ネットの世界は徐々に廃れていく。


池田信夫氏やホリエモンも指摘しているが、自粛ムードで経済活動が低下すれば恐ろしいことになる。今の支援も大事だが、1年後、2年後の経済状態によっては東北復興どころか日本そのものの破局もあり得る。
社会の空気が戦時中に似てきたことも懸念される。軍や特高が言論の自由を奪ったというより、新聞が戦争を煽り国民が煽られた面が大きい。現状によく似ている。