●NHK-FM『クラシックカフェ』2010/07/20、チェコ珍曲 | サンロフトの本とテレビの部屋

●NHK-FM『クラシックカフェ』2010/07/20、チェコ珍曲

●NHK-FM『クラシックカフェ』2010/07/20、チェコ珍曲
今日2010年7月20日のNHK-FM 午後2時『クラシックカフェ』は、昨日の通俗名曲から一転、チェコの作曲家のマニアックな曲が並んだ。
時代的には、スメタナ→ドヴォルザーク→ヤナーチェク→スークか。


スメタナ「プラハの謝肉祭」
スメタナといえば、連作交響詩『わが祖国』の「モルダウ」が通俗名曲である。歌劇『売られた花嫁』からの舞曲等も比較的聴かれている。その他、交響詩等をいくつか聴いたが、特別印象に残る作品は無い。ドヴォルザークの無名曲みたいに、チェコ風味は楽しめるがメロディを思い出せないという感じだ。強いて言えば、ピアノ曲が楽しめる。
今日の「プラハの謝肉祭」は、正直、聴いたかどうか、CDを持っているかどうかもはっきりしない。


ヤナーチェク「ヴァイオリン・ソナタ」
ヤナーチェクといえば、村上春樹の『1Q84』で一躍有名になった「シンフォニエッタ」。しかし、曲としては交響的狂詩曲「タラス・ブーリバ」、木管六重奏のための組曲「青春」なんかの方が好きだ。2つの弦楽四重奏曲も比較的聴かれている。
今日の「ヴァイオリン・ソナタ」は、記憶に無い。


スーク「交響詩“夏の物語”作品29」
有名な作曲家だが、これといって有名な曲が無い。1曲でも通俗名曲があれば入りやすいのだが、入門におすすめの曲は思い当たらない。ドヴォルザークの影響はあまり感じないし、それほどチェコの風味も無い。
「アスラエル交響曲」、「弦楽セレナード」等も聴いたが、印象は薄い。強いていえばピアノ曲集「母について」あたりが聴きやすくて良い。
今日の「交響詩“夏の物語”」は、確かCDを持っていた。しかし、曲はまったく覚えていない。尚、去る7月14日、この演奏を指揮したチャールズ・マッケラスが亡くなっている。


ドヴォルザーク「ヴァイオリン協奏曲 イ短調 作品53」
これは珍曲の部類ではないが、メロディが思い浮かばない。聴けば、必ず思い出すのだが……。ドヴォルザークの協奏曲といえば、圧倒的にチェロ協奏曲が有名で、ヴァイオリン協奏曲とピアノ協奏曲は地味な存在だ。