●2009テレビ総括 | サンロフトの本とテレビの部屋

●2009テレビ総括

●2009女子アナ&キャスター総括
数年間安定していたが、おそらく2010年は勢力図が大きく変動するだろう。
小林麻央、中野美奈子の相次ぐ結婚。
低視聴率で思わぬ危機に立たされた小林麻耶。
失脚した夏目三久。
そして、来年はハロプロの頭脳・紺野あさ美がテレビ東京の女子アナに。
いずれにせよ、高島・中野時代はそろそろ終わりだろうと思っていた。
高島彩は「人気投票で首位陥落」という事実誤認の記事が出るなど、思いがけぬ逆風も吹く。実際は5年連続首位で殿堂入りしたのだが、ランキングに入らないことで存在感が薄くなったのだから皮肉なものだ。


関連ページ livedoorニュース『どうする高島彩?』


関連ページ オリコン『第6回「好きな女子アナ」ランキング、中野美奈子アナが初の1位』


●2009ドラマ視聴率総括
2009秋ドラマの最終回視聴率が出ていた。
『JIN -仁-』の25.3%は十分な人気だが、2位の『東京DOGS』でいきなり14.0%に落ち込む。以下、半数が10%に満たない惨状だ。不人気と叩かれた『小公女セイラ』も4位と健闘している。


もはや、ドラマはみんなが共有する文化ではなくなった。
最近の傾向は、初回視聴率が最も高く、2回目でガタ落ち、そして、最終回へ向けてどんどん下がっていくというパターンだ。
昔は、尻上がりに人気が出るドラマが結構あったものだが、今の視聴者はじっくり観ないのだろう。ドラマがつまらないのは、視聴者の責任でもある。


NHKの『チャレンジド』は、全盲の教師の話で完成度も高かったが、いかんせん視聴率の取れるドラマではなかった。
同じくNHKの『ROMES』も、視聴率獲得をまったく狙っていない地味なつくり。内容は良かったけど。
さらにもう1つ、NHKの『行列48時間』。3.3%という最低視聴率。これ、いわゆるシットコムなんだね。ドタバタ劇としての面白さはあったけど、視聴者は第1話を観てミステリーだと勘違いしてしまったわけ。これ、絶対私だけじゃないと思う。だから、回が進むごとにどうでもいい話になっていって、呆れてしまったよ。


私事だが、13番組のうち、『小公女セイラ』、『おひとりさま』、『マイガール』、『アンタッチャブル』がこちらでは未放送だ。遅れて放送されることもあるが、半数は永久に観られない。ああ、悲しき民放2局……。


関連ページ YOMIURI ONLINE『秋の連ドラ 記者座談会総括』


●2009アニメ総括
CSの話だが、『銀河英雄伝説』と『銀河鉄道999』の2つの大河アニメを観たのが、大きな収穫だった。
それ以外のアニメは、ほとんど観なくなった。日テレ『サプライズ』のせいで、コナンが中途半端な時間に移動して観なくなったしな。
今、ファミリー向け・子供向け以外のアニメって、みんなヲタ向けみたいだし。
そもそも、こちらの地上波ではファミリー・子供向け以外のアニメ枠が無い。
実をいうと、新作(1クール以上遅れ?)アニメも何本か観てみたのだが、いずれも何回かで挫折した。


現代の(2000年代以降の)アニメは総じてテンポが遅く、話がぜんぜん進まない。逆に、早く進む作品では、各エピソードの密度が異常に薄い。
作画のクォリティが高くなりすぎ、昔は省略していた描写をしないと成立しなくなったためだろう。