『東京ミッドタウン』 | サンロフトの本とテレビの部屋

『東京ミッドタウン』


『東京ミッドタウン』三井不動産株式会社・東京ミッドタウンマネジメント株式会社監修/新建築社/7140円


今朝のニュースで、久しぶりに上空からの東京ミッドタウン全景を見た。
六本木ヒルズの代わって、東京を象徴する街になるかと思われた東京ミッドタウン。
サントリー美術館、ザ・リッツ・カールトン東京等がニュースやワイドショーに登場することはあったが、東京ミッドタウン全体が東京のシンボルとなることは、ついに無かった(結論はまだ早い?)。
六本木ヒルズには勢いのある(あった)ベンチャー企業がたくさん入った森タワーと、ツインタワーマンション・レジデンスB、Cがあった。しかし、世界経済、そして日本経済の失速から、そうしたものは注目を浴びなくなってきた。


卵型の断面を持つ異形の超高層ビル・六本木ヒルズ森タワーと、ありふれた直方体のフォルムながら過剰な装飾が印象的なミッドタウン・タワー。対照的な外観にみえて、目指すところは同じである。
周囲に威圧感を与えぬこと。大きく見えない外観を目指して設計されたこと。
前者は当時としては珍しい丸いフォルムで、後者は低い(小さい)ビルで使われるデティールを多少することによって、それを実現しようとした。

まったく個人的な好みだが、私は六本木ヒルズには美しさを感じ、可能な限り資料(といっても建築雑誌だけだが)を収集したが、東京ミッドタウンはほぼスルーした。いくつかの建築雑誌で、図面と写真は一通りチェックしたものの、それ以上の興味はわかなかった。


皮肉にも、東京ミッドタウンに限って、ここで紹介した豪華な本が出ている。実をいうと、私はこの本を見ていない。だから、今回ばかりは書評ではない。
古本なら半額程度で入手できるようなので、興味のある方はどうぞ。
7000円オーバーではいかにも高いが、3500円なら常識的な価格と思える。