『レコード芸術 2007年05月号』自作自演から辿る名曲演奏史 | サンロフトの本とテレビの部屋

『レコード芸術 2007年05月号』自作自演から辿る名曲演奏史

レコード芸術 2007年05月号
レコード芸術 2007年05月号

自作自演盤の特集である。作曲家自身の指揮や演奏には、特別の意味がある。そこに、作曲家が意図した音楽があるような気がするからだ。しかし、作曲家によって評判は様々である。
自作自演が最高の名演といわれるブリテン、SP時代の悪い録音では作品の魅力が出ないので聴かれないR.シュトラウス、勝手に(笑)スコアを書き換えて演奏したストラヴィンスキー。と、この特集から作曲家の新たな面が見えてくる。
ラフマニノフの自作自演は、10枚組のラフマニノフ RCAレコーディングス(RCA 8287667892) にすべて収められているという。ロマンティックで雄大な作風とは裏腹に、演奏は案外あっさりしているらしい。聴きたくもあり、聴きたくもなし。
この特集では、小さな扱いだが、グラズノフ「四季」他(Dutton CDBP9754) の存在を初めて知った。作風からいっても、活躍した時代からいっても、チャイコフスキーと同じ頃と思っていたが、自作自演の録音があったのだな。そういや、グラズノフは、ラフマニノフの交響曲第1番の初演の指揮者だった。
私の愛聴盤ルロイ・アンダーソン・コレクション(MCA MVCE-30033) も、小さく紹介されている。個人的好みだけど、名演と評判のフィードラー盤よりも断然良い。


※注 これは、4月発売の先月号です。