月刊 ascii (アスキー) 2007年05月号 検索の野望 | サンロフトの本とテレビの部屋

月刊 ascii (アスキー) 2007年05月号 検索の野望

月刊 ascii (アスキー) 2007年05月号
月刊 ascii (アスキー) 2007年05月号 検索の野望

パソコン雑誌の老舗であり、コンピュータ総合誌というコンセプトを貫いてきた『月刊ASCII』が休刊されたのは、大いにショックだった。そして、全く異なるITビジネス誌として新創刊になってから、半年が過ぎた。


私事だが、月刊ASCIIは1985年頃から、時々ブランクはあれど休刊の1年前の2005年夏あたりまで、継続的に購読し続けてきた。だから、内容が変わるというだけで、あまり良い印象は持てない。
だが、実際に新創刊後の月刊asciiを読んでみると、旧来の月刊ASCIIと非常に近いテイストの記事が多い。決定的な違いは、パソコン本体、周辺機器、ソフト等、具体的な製品やサービスの記事がまるっきり無くなったことだ。新製品の記事も、レビュー記事も、完全に切り捨てたのは、英断だったろう。
また、具体的な新技術の解説も無い。これも、月刊ASCIIの名物だったのだが、一般誌同様の観念論だけになった。まあ、大半の読者にとっては、この方が分かりやすいのだろう。


特集の「検索の野望」では、これまで語られなかったグーグルの行き詰まりについて書かれている。ブログ登場以降、ネット上の情報は爆発的に増え、グーグルでヒットするページはもはや氷山の一角のみになったという。グーグルは初期の頃から使っているが、そんなにヒットしないページが増えたという実感が無い。
おそらく、現状のどのロボット型検索エンジンにも共通する問題だろう。


連載「月刊アスキーは、なぜパソコンを卒業したのか?」では、新たな発見があった。
1981年は、特別な年だった。私は、年末にNEC PC-6001を買った。その少し前、「月刊マイコン」と「I/O」の11月号を買った。
しかし、私にだけではなく、多くの人にとって1981年は特別な年だったようである。それまでパソコン(マイコン)はマニアのものだったのが、商売になりそうだと、色々な会社がワッと参入してきた年なのだそうだ。
そういえば、1981年の春~夏あたりに、地方デパートの特設会場に突然パソコンが並べられたり、イベントやOAショーが行われたりしたのだった。


ネット上で製品記事や技術解説なんかは手に入る時代になった。といっても、どうもこの雑誌は引きが弱いなぁ。内容は面白いんだけど、前の月刊ASCIIを知っていると、なんだか頼りない。