くちぶえふいて……と思わず口ずさむ
泉麻人ほか著 2,079円
NHK教育のこども番組は、それぞれの世代にとって最も共有されている記憶である。
そして、違う世代とは話が通じない、隔絶された世界でもある。
中でも、私にとって思い出深いのは、道徳の番組である。
小1~2の『大きくなる子』、小3~4の『みんななかよし』、小5~6の『明るいなかま』。
これらは、道徳の時間に隔週で必ず観ていた。
他にも社会科の『はらたくおじさん』等も懐かしいが、長期に渡って定期的に観たわけではないようで、記憶に乏しい。
『みんななかよし』と『明るいなかま』を含む、多くの主題歌の歌詞が載っているのがうれしい。中でも、『みんななかよし』は屈指の名曲であるらしい。
番組の内容はまるっきり忘れたが、この曲だけは覚えている。
番組の内容はまるっきり忘れたが、この曲だけは覚えている。
この本では1953~1996年の番組が網羅され、幼稚園や小学校用の番組が年代別に並んだ表が載っているが、この2つの番組の長寿さには驚かされた。
数年毎に番組が変わるのは、80年代以降のことなのだ。
限られたスペースの中で、小5~6用96年度の『きっと明日は』や同じく97年度の『虹色定期便』について触れられているのは、作品のインパクトゆえか、著者もよく心得ている。
数年毎に番組が変わるのは、80年代以降のことなのだ。
限られたスペースの中で、小5~6用96年度の『きっと明日は』や同じく97年度の『虹色定期便』について触れられているのは、作品のインパクトゆえか、著者もよく心得ている。
資料性は確かに高いが、『できるかな』、『おかあさんといっしょ』等、有名な番組の比重が大きく、上記の道徳ドラマなんかは、実は小さく扱われている。それも止むを得ないだろう。
道徳の番組など、当時はさほど面白いとは思っていなかった。
ただ、学校でテレビを観る機会が少なかったので、それを楽しんでいただけかもしれない。
ところが、長い年月を経ると、番組自体を大切に感じる。面白いではないか。
これまで注目されて来なかった番組たちに、こうしてスポットライトが当たるのも、同じ理由からだろう。
尚、他には、少年ドラマシリーズや人形劇等も取り上げられている。
道徳の番組など、当時はさほど面白いとは思っていなかった。
ただ、学校でテレビを観る機会が少なかったので、それを楽しんでいただけかもしれない。
ところが、長い年月を経ると、番組自体を大切に感じる。面白いではないか。
これまで注目されて来なかった番組たちに、こうしてスポットライトが当たるのも、同じ理由からだろう。
尚、他には、少年ドラマシリーズや人形劇等も取り上げられている。
