見上げた空が高さを増し、すっかり春めいてきた南国薩摩、間もなく桜も満開となる。明治維新150周年、NHK大河ドラマ「西郷どん」で盛り上がる今年の鹿児島、花見の賑わいはすごいことになりそうだ。

 

まずはこの曲を。“なごり雪” by Iruka

 

 

こんにちは、アイホテル鹿児島天文館、ジェーン・ヨネザワです。

 

今年注目の映画がこの週末封切となる。「ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男」、本年度アカデミー賞受賞作品。日本人が受賞に絡んでいることでも国内では話題になっている。

 

 

評論家ではないので映画の内容には触れないが、敢えて言うとすれば、シャンパーニュと葉巻をこよなく愛した男の魅力が映像から溢れ出ている。

 

Pol Roger   “Sir Winston Churchill 2000”

 

彼が背負った大英帝国、実は、ここ薩摩との縁は深い。幕末、藩主島津久光の行列を乱した英国人を藩士が切り捨てた、いわゆる生麦事件に端を発した壮絶な薩英戦争において、世界最強といわれた大英帝国艦隊を退けた薩摩藩はその後の交渉で、艦船の購入、留学生の派遣など急速に英国との距離を縮め友好関係を築いてゆく。この流れが倒幕、維新へと繋がるのだから、万事塞翁が馬、というしかない。

 

Romeo y Julieta “ Churchills”

 

ちなみに、この薩英戦争の十年ほど後に、ウィンストン・チャーチルは生まれている。

 

 

かつての両国の関係を残す歴史資料館、薩摩英国館が南九州市知覧にある。小京都、知覧への旅の魅力が広がる。

 

 

大好きなシガーを燻らせながらシャンパン片手に花見酒、この週末は愉しくなりそうだ。

 

 

 

つづく。

 

 

アイホテル鹿児島天文館で、

皆様のご来館をお待ちしております。