「青木 世界史探究授業の実況中継」を読んでいます。 | 世界文学登攀行

世界文学登攀行

世界文学の最高峰を登攀したいという気概でこんなブログのタイトルにしましたが、最近、本当の壁ものぼるようになりました。

世界の通史を学ぶという意味で、定期的に読み返そうと思っているのが、河合塾の青木裕司先生の世界史実況中継だ。
全4冊の読みやすい講義録だから、年に1回くらいはと思っているのだが、他に読むべき本もあったりして、なかなか読み返せていない。

そうこうしているうちに、高校世界史の課程の「世界史B」が「世界史探究」に変わったらしくて、この講義録も「青木 世界史探究授業の実況中継」と装いも新たに発刊されることになった。
約8年ぶりの改訂というわけで、さっそくアマゾンで購入し、読みはじめている。

1巻ももうすぐ読み終わるというところで、そろそろ感想を書く準備をしようと思っていたところ、大変なことに気づいたのである。
なぜ、そういうことになったのかわからないのだが、新しい「世界史探究授業の実況中継」ではなく、古い方の「世界史B講義の実況中継」をせっせと読んでいたのであった。

1巻の途中まで読んだものは、残念だけれどいったんリセットをして、新しい方をまた最初から読んでいきたいと思う。
期せずして、新版と旧版の読み比べみたいになってしまうけれど、それも一つの学びという気持ちで読んでいきたい。

中公新書などで、ピンポイントで深堀りしたような歴史の事象が、もう一度、世界史全体の流れの中に還元されていくのは、知的欲求が満たされていくようである。
大学受験をするわけでもないから、気楽な気持ちで、学ぶ喜びを味わいたいと思う。