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日産自動車が、フェアレディZをフルモデルチェンジし、12月1日に新型の販売を開始した。

 新型Zの主な特徴は、ボディの小型化や新エンジンの搭載、マニュアル/オートマチックともに一新したトランスミッションなど。ショートホイールベース化&ワイドトレッド化により“Zらしさ”を受け継ぎながら、よりスポーツカーらしく進化したことも注目ポイントだ。

 新型のボディサイズは、全長4250mm×全幅1845mm×全高1315mm。ホイールべースは2550mm。完全2シーターと割り切ることで、先代と比べ全長とホイールベースがそれぞれ65mm、100mm短くなった。モデルチェンジで全体的に車体が大型化する傾向にあるなか、大幅にサイズダウンが図られたことは注目に値する。

 いっぽう全幅は先代より30mmワイド化され、ロードホールディング性能を高めた。またトレッド拡大に伴い、フェンダーのふくらみ具合がより強調され、ハイパワーFRらしいたたずいまいを手に入れたことでスポーツカーらしさが俄然アップした。

 エンジンは、バルブ作動角とリフト量の連動可変機構“VVEL”採用の3.7リッターV6を搭載する。スペックは、最高出力336ps、最大トルク37.2kg-m。組み合わされるトランスミッションは、新設計の6速MTまたは7速AT、6MTは、ギアチェンジ時に自動的に回転数をあわせるシンクロレブコントロールをマニュアル車として初めて搭載した。

 10.15モード燃費は、MT/ATともに9.8km/Lを達成、出力がアップしたにもかかわらず先代よりも向上している。

 機能・装備面では、トランクルームにゴルフバッグふたつを積載可能としたことをはじめ、各国の安全基準に適合する最新の安全ボディや先進セーフティデバイス、シートを前倒しすることなく小物をそのままおけるシートバックスペースなどにより、安全性と利便性をアップさせた。

 アメニティ装備は、BOSEサウンドシステムをグレードにより標準またはオプション設定とした。カーウイングスナビゲーションシステムは全車オプション設定となる。

 価格は、362万2500円から446万2500円。