皆さま、福岡市の不動産売買と資金計画の専門家、鹿子島寿徳です。

 

 

建売住宅は物件価格が明確ですが、契約後に「こんなに費用がかかるの?」と驚く方が非常に多いです。

​安心して購入を進めるために、今回は物件価格以外に必ずかかる「諸費用」の全貌と、失敗しない住宅ローン選びのポイントを詳しく解説します。

​物件価格以外に必ずかかる!諸費用の内訳

​建売住宅の購入時には、物件価格の約6%〜10%にあたる諸費用が別途必要になります。
 

ローン関連の費用

​これは、住宅ローンを組む場合に発生する費用です。
・事務手数料・保証料
​金融機関に支払うローン手続き費用(定額または借入額の2%程度)。保証会社を利用する場合は保証料も必要。
・団体信用生命保険料(団信
​契約者に万一のことがあった場合にローン残高を保険で支払うための保険料。多くの場合、金利に含まれているため別途の支払いは不要です。
・印紙代
​金銭消費貸借契約書(ローン契約書)に貼付する印紙代。
 

​税金・登記関連の費用

​不動産の所有権を公的に記録するための費用や税金です。
・登記費用(登録免許税・司法書士報酬)
​土地と建物の所有権を自分名義にするための費用と、その手続きを代行する司法書士への報酬。
・不動産取得税
​不動産を取得した後に一度だけかかる税金。軽減措置の対象となることが多いですが、通知が来た際に支払う必要があります。
・固定資産税・都市計画税の精算金
​引き渡し日を境に、売主と日割りで精算するその年度分の税金。
 

​仲介・保険関連の費用

​不動産会社への手数料と、万一のための保険料です。
・仲介手数料
​不動産仲介会社を通じて購入した場合に発生します(売主から直接購入した場合は不要)。上限は「物件価格×3%+6万円+消費税」です。
・火災保険・地震保険料
​ローン契約上、加入が必須となる保険料。建物の構造(木造など)や補償内容、期間によって金額が大きく変わります。
 

見落としがち!】追加で発生しやすい費用

​物件価格やローンに含まれていない、住み始めるために必要な費用です。
・オプション・追加工事費用
​建売は網戸、カーテンレール、照明器具、エアコンなどが含まれていないことが多いです。これらを後付けする費用を見積もっておきましょう。
・外構工事費用
​駐車場のアスファルトやコンクリート、庭の整備、フェンスなどが物件価格に含まれているかを必ず確認し、含まれていなければその工事費用を見込みます。
・引っ越し費用・新生活準備費用
​意外と嵩むのが、引っ越し業者への費用や、新しい家に合わせた家具・家電の購入費用です。
 

​失敗しない住宅ローン選びの超重要ポイント

​総費用を抑え、長期的に安心するためには、ローン選びがカギとなります。
・「変動金利」と「固定金利」のどちらを選ぶか
​変動金利
→当初は金利が低いですが、将来的に金利が上昇するリスクがあります。
​固定金利
→金利が一定で安心感がありますが、変動金利より当初の金利は高めです。
​ポイント
→金利上昇に耐えられるか、家計の余裕度を考慮して選びましょう。
 
・融資手数料と金利の「総額」で比較する
​金利が低くても、融資手数料(事務手数料)が高い金融機関があります。
​ポイント
→単に金利の数字だけでなく、「金利+手数料」を合算したトータルの実質負担額で比較検討することが重要です。
 
・返済期間と毎月の返済額を無理のない範囲で設定する
​返済期間を長くすれば月々の返済額は減りますが、利息の総額は増えます。
​ポイント
→子どもの教育費や老後の資金計画を考慮し、「もし金利が上がっても大丈夫な額」を基準に毎月の返済額を決めましょう。
 
 
​まとめ
資金計画は「総額」と「余裕」が命
建売住宅の購入時には、物件価格に加えて諸費用、そして追加工事費が必要なことを必ず念頭に置いて資金計画を立ててください。
​そして、ローンの選択では「最安の金利」ではなく、「最も安心できる総支払額と月々の返済額」を目指しましょう。
 
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