皆さま、福岡市東区の不動産売買と資金計画の専門家、鹿子島寿徳です。

 

 

11月26日は宅建の合格発表日でした。

合格した皆さま、

おめでとうごさいます!

力及ばなかった方、

少しゆっくりとリフレッシュして、来年に向けて走りだしましょう。

 

さてさて、不動産売買と資金計画の専門家が今年の宅建試験を勝手に総括します。

 

​1.試験の難易度と結果
​全体として、2025年度の宅建試験は近年の試験と比較して難易度が上昇したと評価されています。その結果は、合格点の動向に明確に表れました。
​正式な合格点は、50問中 33点でした。
​前年度(2024年度)の合格点が37点であったことと比べ、合格点が4点も大幅に低下したことから、試験の難化傾向が裏付けられています。
​合格率は 18.7%で、例年(約15%~18%)の範囲内に収まりました。このことは、難易度を上げて合格率をこの水準に調整したことを示しています。
 
​2.難化の主な要因
​合格点が下がった主な理由として、以下の分野で難易度の高い問題が出題されたことが挙げられます。
・宅建業法
知識の正確性が問われる「個数問題」が過去最多水準で出題されました。これにより、一つでも曖昧な知識があると失点に繋がる可能性が高くなり、確実な得点が難しくなりました。また、条文の趣旨や例外規定まで踏み込んだ深い理解を求める出題傾向が見られました。
 
・法令上の制限・税
直近の法改正点が詳細に問われ、表面的な学習では対応できない難問が出題されました。特に「法令上の制限」では建築確認などの詳細な知識が問われています。また、「税」の分野では、例年頻出のものに加え、4年ぶりに出題された登録免許税が土地の特例に焦点を当てるなど、学習範囲の盲点をつく傾向がありました。
 
​3.総評と今後の学習への示唆
​2025年度の試験は、合格率を維持するために合格点を大幅に下げる必要があったことから、問題の難易度が非常に高かったと結論付けられます。
​今後は、単純な過去問の反復だけではなく、個数問題に対応できるような知識の網羅性と、条文や制度の「なぜ」を理解する深い学習が、合格への鍵となります。
 
 
年々難しくなっているかと思います。
私の頃は(15年前)、過去問をぶんまわしていましたが今は過去問だけでなく、条文の理解もかなり必要になってきているなと感じた。
知り合いも頑張って勉強して、
受かりました!
と報告がありました。
 
感慨深いですね。