脂質は熱の発散を防いで体温を保ったり、
太陽の光を利用してビタミンDを合成したり、
脂溶性のビタミンA・D・E・Kなどの
吸収を助けたりします。
「油」と「脂」の違いは?
私たちが普段使用している食用油脂には、
「油」と「脂」があります。
「油(不飽和脂肪酸)」ー常温で液体
「脂(飽和脂肪酸)」ー常温で固体
不飽和脂肪酸とは?
不飽和脂肪酸は、
一価不飽和脂肪酸(オリーブオイルなど)
多価不飽和脂肪酸(必須脂肪酸)
に分けられます。
必須脂肪酸とは、
体内では作られず、食事で摂らなければ
ならない油のことです。
必須脂肪酸は、
オメガ3系とオメガ6系に分けられます。
オメガ3系とオメガ6系は、
構造上はわずかな違いですが、
働きは大きく異なります。
①オメガ3系(αーリノレン酸)
魚油・えごま油・亜麻仁油・しそ油など。
これらが身体に入るとDHA・EPAに代謝され、
細胞の機能を高め、血液中の脂質濃度を
下げる働きがあります。
②オメガ6系(リノール酸)
大豆油・コーン油・ごま油など。
オメガ3系と共に細胞膜を作り、
身体の機能を調整する働きがあります。
ただ、摂り過ぎると逆にアレルギー・
炎症・血栓などが生じやすくなるため
注意が必要です。
そのためオメガ3系とオメガ6系は、
摂取バランスが大切になります
欧米化している現在の私たちの食生活では
オメガ3系とオメガ6系の摂取比率は、
1:10といわれています。
理想は、1:4
オメガ6系が多いと炎症を引き起こす物質が
多く作られてしまい、
アレルギー促進や炎症促進、血栓促進作用など
が起きてしまいます。
オメガ3系は、アレルギー抑制や炎症抑制、
血栓抑制など逆の働きをしますので、
摂取比率が大切になってくるのです。
飽和脂肪酸とは?
肉や乳製品などの動物性の脂肪で、
ラード・バター・牛脂・パーム油など。
主にカロリーのもとになり、
体内で合成できる脂肪酸です。
まとめ
不飽和脂肪酸のうち
オメガ3系とオメガ6系はどちらも
私たちの体内では作り出せないことから、
食事などから補わなければならない
「必須脂肪酸」と呼ばれる、脂質です。
オメガ3系とオメガ6系の摂取は、
バランスがとても重要です。
オメガ3系:オメガ6系の摂取比率は
1:4がベスト
オメガ3系とオメガ6系のバランスの乱れが、
アレルギーや生活習慣病などを
引き起こしています。
現代人はオメガ6系の摂取が過剰で、
オメガ3系とオメガ6系のバランスが
崩壊しています。
オメガ6系の摂取を控え、
オメガ3系を日常的に摂れるように
こころがけましょう~
まずは、オメガ6系の摂取を控え、
週3回以上の魚料理から
はじめてみませんか・・・
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