らっきょう〈辛苦味/温性〉
らっきょうが出回る時期になりましたね。
旬の時期が短いので保存食として、
塩漬けや甘酢漬けなどにされることが多いです。
古くから「畑の薬」とも呼ばれ、
漢方では湯通しして乾燥したものを『薤白(がいはく)』といい、
胸痺の要薬とされています。
(胸痺:心の血脈が十分通じず、胸が詰まり痛むこと)
あの独特のにおい成分・アリシンは、
*血中コレステロールを下げて血液をサラサラにします。
*ビタミンB1の吸収促進をするので、疲労回復や夏バテ解消・スタミナ増強
に役立ちます。
薬膳としては、
☆消化を促し、お腹の働きを整える
☆上昇した気を降ろす
☆身体を温める
☆体内の老廃物が集結したものを解消する
などの作用があります。
らっきょうは、身体を温める作用があるので、熱症状がある人
また辛味が強いので胃腸の弱い人は、摂り過ぎに注意してください。
らっきょうの甘酢漬けは、らっきょうと酢〈クエン酸効果で疲労回復に)
の両方の効果が得られるので、厳しい夏を快適に乗り切るのに
効果的で~~す