若い女性が被害に遭う犯罪が多発する一方で、


兵庫県警が防犯情報を携帯電話などに無料配信


する「ひょうご防犯ネット」の若年層の登録者は低迷している。


1月末現在、登録者に占める割合は、20代が3%、


学生が1%。携帯電話を多用する世代だけに、


県警は、積極的な登録を呼び掛ける。


同ネットは2005年10月に配信を始めた。

ひったくりや痴漢などの発生日時や場所、手口、容疑者の

服装などを迅速に伝える。

県警生活安全企画課によると1月末現在、登録者は

14万3305人。うち登録の際、年齢を入力した人は

6万5895人、職業を入力した人は7万4632人だった。

こうした情報を入力した人について、年齢別内訳をみると、

40代は3万2427人で49%を占めた。職業別では主婦が

3万9864人と53%を占める。07年10月に加古川市で

起きた女児殺害事件などを受け、子育て世代が防犯情報に

高い関心を示していることがうかがえる。

一方、20代は2027人で3%、学生は788人で1%だった。

若い女性らに、防犯ネットは浸透していない。

しかし、若い女性を狙った強制わいせつ、痴漢などの認知件数は

10年、1527件(1日当たり4・2件)あり、声かけやつきまといも

693件に上った。このため、県警は昨秋から、西宮市の武庫川

女子大学などで、大学生の防犯ボランティアの協力も得て

同ネットへの登録法を記したチラシを配るなど普及に懸命だ。

(神戸新聞)