ダイジェスト
竜司がカバンから出した機械は、血圧計のようなものからチューブが二本ついていた。
チューブの先端にはトックリ型のゴムがついている。
「これは精密機械メーカーにいる男に作らせた、人間用の搾乳機だ」
「搾乳?」
「もちろん、母乳を搾乳するために作らせたわけではないが、ふふふっ」
「それを……」
「そうだ。俺の支配下にあることを再認識させてやる。お前は俺が飼っている牝犬だ。まぁ、搾乳機をとりつける家畜といってもよい。クククッ」
「家畜に取り付ける搾乳機を、この私に!」
「人間用に改造してある搾乳機だが、ソフトに、そして休むことなく吸引することができる」
「変態! よくも、そんなオゾマシイことを考えつくわね!」
「ご主人様にたいして、その口の聞きようは、なんだね」
「そんな物、絶対イヤです」
「そうだ。お前にとって屈辱ほど耐え難いものはないはずだ」
「うううぅっ」
「搾乳機をつけられたお前がどんな反応をするか見ものだな」
「なんて破廉恥な!」
先端のトックリ型のゴムに、竜司が念入りにローションを塗っている。
機械のスイッチを入れると、シュッシュッと空気の吸引音がし始めた。
裸の沙耶は絨毯の上に正座したまま、おぞましい機械から目をそらせた。
沙耶の前に、裸の竜司が胡坐をかいて座った。手にした吸引口はピンク色の半透明のゴムになっている。
「頭の後ろに手を組むんだ」
「な、なんてイヤらしいことを」
沙耶は竜司に逆らうことなど、できなかった。
「うっ、ううううっ!」
ローションの滴る吸引口を竜司が摘まんで、乳首に近づけていった。
それを見ながら、沙耶は、竜司から焼き印のように押し付けられたM刻印が覚醒し、悔しくも潤んでいくのを感じていた。
逃げ場のない中で、奇異で、淫靡な行為を強いられることに沙耶ベクトルがサディズムからマゾヒズムに傾いていく。
すぷっ!
「ぬっ!」
薄いゴムの膜がかぶさり、乳首を飲み込みこんだ。そのとたん、ウエッティな膜全体が、乳首を締め付け吸引しだした。
沙耶は唇をかみしめ、上を向いた。
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