指で柔肉を広げられ、刺激を加えられてピンと立った艶やかなクリは、逃げ場がなかった。
剥き出しになっているクリの根本を掘り起こすように、ヘラの先でジワジワとほじくりだす。
「あっ、あっ、あっ、ひいいいいいっ!」
「感じやいますかぁ? 感じちゃったら言ってくださいね」
歯医者が患者に言う、「痛かったら言ってください」を真似て言ってみる。
「はああぁっ」
ジジジー
「ひあああああっ、いっ、いっ!」
恵美子は何と答えていいのかわからずに悲鳴をあげている。
ジッジッジッ! ジー!
腰が細かく震えている。
「はい、感じますかー」
僕は間延びした質問をするが、恵美子は切羽詰まって答えるどこではない。
「はい、答えて下さーい」
ジリジリジリ!
「ひぐっ、ひぐぅっ!」
「まだ、いっちゃだめダメですよ」
いじわるく耳かきをはずす。
荒く息をつきながら僕を睨む恵美子の耳元に口を近づけた。
「僕とするまで自分でしちゃダメ。約束できるかい?」
そんなこと無理なことくらい知っていう。
「……しないよ。しないからさ」
「しません、って言って」
「しません。だから」
「だから何」
僕は舌を伸ばしてクリをチロリチロリと舐めた。
「うぐうううっ」
「うん? 何」
恵美子は口を突き出して見たことのないエロい顔をした。
「言ってごらん」
僕は恵美子に顔を寄せていった。
「入れて欲しいの」
掠れた声の恵美子は、大人の女に見えた。