今日は会社の内情について。
とはいっても会社名を出すわけにいかないですし、特定されても困るので、あまり詳しいことは書けませんが。
私といえば職人を経てハウスメーカーに勤め出し、何社かのメーカーを経験しました。
今の会社は中堅のローコストメーカーなんですが、入社して今のところ1年半くらいです。
メンテナンス中心の業務にあたっているわけですが、お客様に開口一番に言われるのが
「今まで一度も見に来てくれたことない」
とか
「何回連絡しても来てくれない」
といった苦情。。。
嫌味ったらしく「知り合いの○○ホームは年1回は来てくれるみたい」とか言われますが、そりゃ言われますよね。
まぁ坪単価が倍もするメーカーと比較されてしますとつらいんですが…
これははっきり言ってうちの会社の体制に問題があります。
私自身はメンテナンス中心に動いてますが、基本的には新築の現場監督がアフターメンテナンスも兼ねてるというやりかたをしているからです。
普通のハウスメーカーならアフター専任の人間がいて、引渡後のお客様からの要望に対応しているものです。
新築の現場抱えながらアフターも見るっつったら仕事まわせないですよ。
しかも現場監督の仕事量がウチは多すぎだし。
実際私がメンテ中心で動くようになったのは、新築現場を9棟くらい抱えながらアフターの依頼の電話が毎日のようにかかってきてた時期がありまして。
ちょうど消費税の駆け込みもあって、業者が足りない時期とも重なりまして。
会社には「アフターをもっと抑えてくれないと一人でまわしきれません!このままじゃパンクしますよ!」と訴えていたんですが、会社で対応してもらえず。
案の定それからほどなくしてパンクしました。
仕事はぐちゃぐちゃ、連日のオーバーワークで疲れがピークに達して体調を崩し、代わりの人間もいないから現場もパニック、客からはクレームの電話がくるし…
会社からは「あいつは使えない奴だ」という評価になっているんでしょうが、私から言わせればやめていった連中を含めてこれまで客を放ったらかしてきたこれまでの担当者の分まで一人で対応してきたのに随分な待遇だな…と思っております。
実際その体制で今までまわしきれなかったから、これまで放ったらかしにされてたお客さんが怒って電話してきてるんでしょって話です。
だからお客さんとしては、読んでも来てくれない、来てもまともに対応してくれない、売ったら売りっぱなしの会社だということで、信用してくれなくなるのは当たり前ですよね。
そのしわ寄せをこちとら全部引き受けてるんじゃないか!
なんて思ってしまうわけですよ。
それでもね、お客さんがあんまりしつこく前任の担当者の苦情を延々言われると、私もついイラっときてしまうこともありますね。
「それ私のせいじゃないんですけど」
なんて思ってしまうわけですよ。
お客さんとしては怒りの捌け口を私に向けるしかないのは分かるんですけどね。
いや、会社の体制の話しです。
そんな感じだから、普通に現場持ちながらアフター廻れっていううちの会社のやり方は、はっきり言って普通の人間にこなせる仕事ではありませんね。
定期点検とか10年以上も一度も行ってないお客さんとかいっぱいいますしね。
とはいえ、うちほどでないにしてもローコストのメーカーは似たような事情を抱えてるところは多いようです。
やっぱりコスト優先で家を建てようと思ったら、一番に人件費を削ることを考えるでしょうからね。
少ない人員で同じ仕事をやらせることが、安価でモノを提供できる(安易だが)一番早い方法なんでしょうね。
家を建てるとき、買うとき
どこにこだわるか
値段なのか
性能なのか
安心なのか
デザインなのか
こだわって悪いことはないですが、値段にはその値段相応ってものがありますので
安く買ったのなら、その分のリスクもあるってことは分かって頂きたいかな。
我々もけっこう大変です。
※ 今はローコストだからと言って欠陥住宅みたいな家を造るところはほとんどありません。
建築基準法などで厳しい規制がありますので、建物自体は品質が悪いってことはほとんどないので、そこは安心してもらっていいと思います。
十数年前に欠陥住宅が社会問題化していた時期を経て、姉歯元一級建築士の事件があり、今はそのようなひどい建物を建てられないような環境になってます。