先日、IT関係に勤める友人と食事に行った時のこと。
彼も技術者ですから、お客さんと値段交渉の際には大変な苦労があるようで、そういう話しはどの業界でも大変だなぁ…
なんて思いながら自然と仕事の話になるわけで。
戸建ての場合、何度も言うように定期的なメンテナンスが必要になりますし、ダメになる前に処置しておいた方が良いケースも多いんですけどね(車でも同じですよね)。
10年に一回の外壁や屋根の塗装なんかはその典型でして。
まあ通常外回りの塗装工事をやろうと思ったら100万以上の費用が掛かるわけです。
そんな話をその友人にしましたら、大変驚いてまして。
「そんなに安いの!?」
と、私がお客様から常々聞かされる反応と真逆の反応だったので、むしろ私が驚きました。
まぁ彼も一般的に技術者が一日働いたときの人件費というものを分かってますし、そのほか材料費や交通費、機材損料など、業界は違えどある程度その辺の計算をしてでた感想なんでしょうね。
実際住宅産業もそうですが、リフォームは特に過当競争が激しいですから、値段勝負で仕掛けてくる業者も多いですしね。
そうすると値段だけ見られたら、まともな仕事してる業者はみんな廃業しちゃいます。
リフォームは新築と比べて法の規制も甘々なので、新規参入も多いですしね。
契約だけ取っていい加減な仕事しても法的に咎められないようにはいくらでもできるので。
塗装工事を例にとってみると、工程としては以下の通り(ざっくりですが)
・足場設置工事 1日(実際は半日)
・洗浄(屋根、外壁) 1日
・養生 半日
・下地補正 半日
・目地コーキング撤去打替え 1~2日
・1回目塗装 1~2日
・2回目塗装 1~2日
・3回目塗装 1~2日
・屋根塗装 2日
・雑塗装 2日
・足場撤去 1日
1~2日とあるのは、だいたい1日で収まり切れなかったりすることもある、とかそんな感じですかね。
それとコーキンクから雑塗装までの工程は同時進行で行く場合もあります。
ですので、全体の工期としては順調にいって10日くらいですかね。
もちろん雨が降ったら工事は中断しますので、お客様には2週間前後見てもらってます。
前述の彼は、常時4~5人で作業すると思ってたらしいので、それだけの人使ってやってたらそりゃ100万ちょっとでできるわけないですよね。
それでもだいたい2~3人くらいは作業員がいますので、人件費だけでかなりの予算を割きますよね。
具体的な予算割りは割愛しますが、常識的に考えていただければだいたいわかると思います。
あとは材料費や交通費、機材損料ということになります。
まともにやってたら、こういう工事を完成させるのにはどれだけの費用が必要になるのかってことはおぼろげにでもわかりますよね。
まぁ金額だけでまともな業者か否かを見定めるのは難しいですが、一つの目安にはなりますね。
それを見定める方法は、そのうち書きましょうかね…
いずれにせよ、社会経験のある方で正常な金銭感覚を持った方なら、こうやってひとつひとつ考えたら安易に「高いなぁ!」とは言えないと思うんです。
みんなちゃんとした仕事を適正な値段でやりたいと思ってるんですよ。