ニイハオニコ

 

韓国ドラマブログですが、今日は台湾ドラマの話です!!

 

本作は、韓国ドラマとしてリメイクされた『いつかの君に』のオリジナル

 

韓国版を観る前に……と軽い気持ちで開封したら、超傑作ドラマで絶賛ロス中昇天

 

ドラマも面白かったうえ、台湾のイケメン俳優もめっちゃ素敵だったんですデレデレデレデレデレデレ

 

台湾は、パンデミック前は年2回ペースで旅行していた大好きな国なのに、ドラマや俳優に興味を抱いたことは皆無でした。

 

まさか韓国ドラマがきっかけで台湾ドラマを視聴する日が来るとは……、次回の台湾旅行の楽しみが増えました!

 

4月11日からTVerでも配信されているようですので、韓国ドラマファンの方もよろしければぜひ~。

 

『いつかの君に』を視聴済みなら、さらに楽しめるのではと思います。

 

※画像は公式ポスター(wikiより)

 

■視聴時期

2024年4月

■お気に入り度(5点満点)

★★★★★

■視聴方法

Amazon Prime(全26話/1話約40分)

■放送開始年

2019年

■原題

想見你(あなたに会いたい)

 

※以下はあくまでもkabo個人のたわ言です。ネガティブ感想もありますのでご容赦ください。

※以下よりネタバレありです注意注意注意

 

 

 

■実はシンプルなラブストーリー

 

時空を超えた別人たちの話で、各時代のキャラの年齢が不一致で、でも顔は同じ……という不思議で複雑な設定に、最初はなかなか理解が追いつきませんでした。

 

よって、気合いを入れて年表を作りながら視聴(←その熱意を仕事に使え)。

 

ユーシュエンの2度目のタイムスリップ以降、設定自体はかなりわかりやすくなり、後半でチュエンション(の中の人)=ズーウェイだと判明したときは鳥肌!! ここから最終回まではほぼイッキ観でした。

 

タイムスリップの入れ替わり設定やミステリー要素で複雑な構成になっているけど、要は、ユーシュエンとズーウェイが、同じ時空で出会うまでの運命を描いたラブストーリーだったと解釈しました。

 

何度も行き来しているように感じたタイムスリップも、実は

 

ユーシュエン:4回

ズーウェイ:1回

精神科医:2回

 

だけでした。

 

さらに各時代のカップルを整理すると(誕生日や暦による誤差あり)、

 

●1998年(ズーウェイ&ユンルー)

高校生男子&中身27歳の女性の時空差カップル。

実は年下彼氏という設定が好物でしたピンクハート

だんだんとユーシュエン(inユンルー)に惹かれていくズーウェイにニヤニヤしっぱなし。

 

●2011年~2017年(チュエンション&ユーシュエン)

中身22歳~28歳の男性&19歳~25歳の女性の時空差カップル。

チュエンションがわざわざ浪人して、ヒロインが大学の「先輩」になる設定が疑問でしたが、1998年当時は実質年下彼氏設定だったから、この2人の関係性が同様の状態でスタートするためだったのかなと。

 

●2019年(再会後:ズーウェイ&ユーシュエン)

38歳男性&27歳女性。

同じ時空で過ごす期間は短かったけれど、タイムパラドックス後の世界で、ようやくズーウェイ&ユーシュエンが同じ時空で巡り会うというラストシーンに感動しました。

 

 

ちなみに、メモを取りながら丁寧に視聴したにも関わらず、最後まで謎だったのが、ユンルーの日記に書かれた「87年」と1998年の矛盾です。

 

この矛盾も時空トリックだと思ってかなり悩んだところ、単に「87年」は中華民国暦だということを、視聴後に知りましたw

 

 

■伏線回収のカタルシス

 

見事な展開に興奮したシーンはたくさんありましたが、特に印象的だったのは以下の2つ。

 

●誕生日の願い事

ユンルーの3つ目の願い「ズーウェイの理想の女の子になって好かれたい」が叶ったからこそ、ユーシュエンがユンルーの人生に入り込み、それが起因してユンルーが死を選ぶという皮肉な展開。

後に、ユンルーがユーシュエンになりすます展開にもリンクしていて、脚本の素晴らしさが際立っていたように思います。

 

●タイムスリップ再開のロジック

2回目以降のタイムスリップは前回のタイムスリップ終了の少し前からというロジックがが、まさか最後の伏線だったとは……。

4回目のタイムスリップでそのロジックが活かされ、ユンルーを救う結果になるなんて、脚本すごすぎる!!

 

 

■塩顔俳優に萌える

 

初めましての台湾人俳優さん、主役の男性2人はもれなく好みでしたピンクハートピンクハートピンクハート

 

◇グレッグ・ハン(ズーウェイ/チュエンション)

ちょっと不良の人気者というキャラクターが、王道のヒーローポジ飛び出すハート

この作品を観てグレッグ・ハンさんのことを気にならない人っていないのでは?と思うほど素敵でした。

10代も30代も違和感なく、本物のチュエンションは全く別人のような演技力でした。

黒目がちな仔犬系ソルティーフェイスで、守備範囲の広いクセのないイケメンですねピンクハート

韓国の俳優ならペ・ヒョンソン(賢医のホンド ※偽ボゴミ)を彷彿とさせ、たまにヒョンシクみもありました(ヒョンシクと同じように耳の形が独特でかわいいデレデレ)。

 

◇パトリック・シー(ジュンジェ)

ユンルーやユーシュエンになりきって2人の間を行ったり来たりした自分は、最終的にはジュンジェ派でしたラブラブ

付き合うならズーウェイ、結婚するなら“暖男”のジュンジェですよねラブ

タイムパラドックス後は、彼が幸せになる未来があってよかった~!

それにしても彼の視力は、マサイ族級にすごかったw

パトリック・シーさんは、時々チオビタの俳優さんに似ている気がしました。

 

台湾のソルティーフェイス俳優も超充実していることを知ったアラフィフは、視聴後に「台湾 俳優 イケメン」などで検索しまくりちゅーちゅーちゅー

 

検索結果は大豊作おにぎりおにぎりおにぎり

 

韓国ドラマでさえ時間が足りないのに、台湾ドラマまで広げたら収拾がつかなくなりそうですw

 

 

■初・台湾ドラマの印象

 

自分が今まで視聴した韓国ドラマと比べると、画面(照明?)が少し野暮ったい印象を受けました(たまたまこの作品の特徴かもしれませんが)。

 

そして、台湾の街並みや文化を感じられる描写が少なかったような気がします。

 

特に台湾料理!

 

どんな料理が登場するのか楽しみにしていたところ、料理が登場しても画面への露出は控えめで、食いしん坊視点では物足りなかった~。

 

というわけで、ドラマに登場した台湾グルメを紹介!(写真は自分が旅行で撮影したもの)

 

●蛋餅(ダンピン)

ユンルー姉弟が、朝食として食べていました。

クレープのような生地に卵やハム、チーズなどが挟まれている、定番の朝食メニューです。

わたしも台湾旅行中の朝食の定番です♪

 

 

●かき氷と団子の店

ジュンジェのおばあちゃんが営んでいたような甘味店は、台湾グルメの楽しみの1つです。

 

ドラマでは、練乳&茹で小豆&プリンのかき氷が登場しましたが、これは茹でピーナッツ・仙草ゼリー・芋団子(芋圓;ユーユェン)をトッピングしたkaboスペシャル。

 

これはドラマには登場していないけど、芋団子の温かいぜんざい。タロイモやサツマイモのお団子が絶品です。

 

 

■台湾POPも沁みる

 

キー曲の『ラストダンス』も、OP曲『Someday or One Day』も良かった~。

 

でもやっぱり一番良かったのは『想見你想見你想見你 Miss You 3000』で、韓国ドラマOSTでも大好物のこってり系バラードです照れ

 

ちょくちょく流れたこの曲のインスト版が、ビフォーアフターの曲(「なんということでしょう!」のときの曲)に聴こえて、切ないシーンで何度も笑ってしまったw

 

そうそう! 韓国版で『ラストダンス』に相当する曲は、『賢い医師生活』のOSTにもなった名曲『私の涙を集めて』だそうで、韓国版を視聴する楽しみが倍増しました!

 

 

■80%くらいの解釈がベター

 

2周目は気合を入れて細かい設定や演出をチェックしながら視聴したら、矛盾や無理設定が散見されましたw

 

まあ、大半の矛盾は「ゆで理論」と割り切って、作品を楽しんだもの勝ちだと思いますキメてる

 

それをふまえても、どうしても消化できなったのは、チュエンション(本人)の扱いです。

 

彼は、ズーウェイが単に器を借りただけの要員となってしまい、彼の魂はどうなったのかという描写がありませんでした。

 

本人はもちろんのこと、両親にとっても息子が入水自殺未遂のち航空機事故で死亡とは、悲劇すぎます。

 

さらに、タイムパラドックス後の時空でも、幸せな描写がなかったのが残念でした。

 

 

最後に、理解が及ばなかった点や気になった点をメモしておきます。

 

?ジュンジェの補聴器

落としたことが事実なら、なぜ本人は事情聴取の際に「補聴器を落とした」と言わなかったのか?

ユーシュエン(inユンルー)が補聴器を拾った描写もなかったが、本当に拾ったのか?

 

?ズーウェイのキャラ設定

学校一の人気者で陽キャ設定なのに、ジュンジェ以外の友達との描写ががほぼないので、キャラの説得力が弱かったような。

モテ描写もあの1回限りで物足りなかったし。

とはいえ、グレッグ・ハンさんのビジュアルと瑞々しい制服姿だけで十分だったかも!

 

?2010年前後の時系列

ズーウェイが「高3」のチュエンションへ入り込む→浪人して大学へ(ユーシュエンと知り合う)の流れは、少なくとも1年ちょっと経過しているはずなのに、先輩であるユーシュエンの誕生日が「2010年」「19歳」であることが矛盾している。

ここはちゃんと精査してほしかったです。

 

?ユーシュエンとズーウェイの再会(2019年)

ユーシュエンがズーウェイに抱きついた場所(タイミング)がちょっと違っていたような。

ズーウェイから「説明」を受けたのは、年表の書かれた自室だから、抱きついたシーンがカフェの店内だと「説明」を聞く前になってしまいます。

 

?ボーナストラック映像(2009年)

ズーウェイと幼いユーシュエンが、新たな時空の1998年に出会うという“運命”は最高だし、このボーナストラック自体も良かったんです!!

ただ、冷静に考えると、女子が6~7歳スタートの10年愛は、ちょっと引いてしまうものがありました笑い泣き

過去の出会いはそのままで終わらせて、ユーシュエンが成長してから再会するほうが良かったです(そういう設定かもしれませんが)。

 

 

最後はネガティブ感想も書いてしまいましたが、それをふまえても満足度★5つの作品でした爆  笑

 

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ドラマの続きを描いた映画もあるようですが、日本の配信サイトは現在vikiだけっぽいですね。

 

久々にviki復活するか迷いつつ、この後も視聴予定がてんこ盛りなので、ちょっと待ってみようと思います。

 

ではまたバイバイ