アンニョンハセヨ~
来月のペンミに向けて、お気に入り四天王の一人であるチャン・ドンユン祭りを開催中です
昨年から『オアシス』『今日もあなたに太陽を』『私の彼はキューピッド』など、新作ラッシュがすごいですね。
それに伴い、拙ブログの3年前の投稿に、ここ2~3ヵ月のアクセス数がすごくて、日本の韓国ドラマ界隈におけるNETFLIXの影響力に驚いています!(U-NEXTの『ノクドゥ伝』もぜひ観てほしい!)
新作の中では、個人的には『私の彼はキューピッド』に一番期待していたので、少し前に鼻息荒く開封したところ、視聴が全然進まず
その気分転換として、一番興味薄だった本作を軽い気持ちで開封したら、これがもうめちゃくちゃツボで、秒で完走
ドンユン氏の可愛さが大爆発で、ニヤニヤというより、ずっとニコニコしながら観ていました
※画像は公式ポスター(namuwikiをスクショ)
■視聴時期
2024年2月
■お気に入り度(5点満点)
★★★★★
■視聴方法
NETFLIX(全12話)
■放送開始年
2023年
■放送局(配信媒体)
ENA
※以下はあくまでもkabo個人のたわ言です。ネガティブ感想もありますのでご容赦ください。
※以下よりネタバレありです。
●満足点・共感点
1.ベクトゥのキャラクター
本作の魅力はこれに尽きるといってもいいくらい、ドンユン氏が演じたキム・ベクトゥのキャラが良かった!!
まさに“キャラクターが物語を作っていく”作品で、ファンとしての贔屓目を差し引いても、ドンユン氏の役作りが素晴らしかったと思います!
ストーリーもちゃんと面白かったんですけど、キム・ベクトゥがいなかったら、ここまでの満足度はなかっただろうな。
話が飛んで恐縮ですが、『ワンピース』のルフィにモノローグ(心の声)がないのは「考えるくらいなら口に出す・行動に移す」キャラクターだからで、そのストレートなキャラが作品の魅力につながっているとか(※と言いつつ、kaboは『ワンピース』を読んだことはありません)。
まさに、ベクトゥは独り言が多いっていうのもあるけど(笑)、表情や仕草、行動の1つ1つがわかりやすくて、少年漫画的な単純明快な魅力がありました。
ラストシーンだけモノローグがあったのは、この作品のテーマでもある「成長」の表れなのかな?
とにかく、脳みそ小学生のままのベクトゥが、ドゥシクの一挙一動に喜怒哀楽する姿に何度も悶絶っ!(とはいえ、現実世界のアラサー男子があれでは引くw)
そして、ただのアホではなく、勘が鋭くて、人への気遣いを行動に移せるところが最高!
生まれ変わったら、ベクトゥに額を差し出して、ゆで卵を割ってもらう人生がいい
2.シルムシーンの迫力
視聴前は「相撲のスポコンか……」と、ちょっと興味薄のネガティブ姿勢だったんですけど、1話から心をわしづかみにされました。
まずはドンユン氏のカラダ
ポスター画像の顔だけでは全然シルム選手には見えなかったのに、脱いだらすごかった件
いや、『ノクドゥ伝』や『サーチ』で素晴らしい体を確認済だったけど、まさかポチャマッチョに仕上げてくるとは……。
胸もお腹もちょっとタプタプで、その役者魂に驚愕でした(調べたら14kg増量したらしです)
話がドンユン氏の裸体にそれてしまいましたが、そんな肉体でぶつかり合う試合のシーンが素晴らしかったです!
スタントや編集技術を駆使しているとは思うけど、あの迫力は俳優たちの生身の演技あってこそと思います。
試合のシーンは、ドラマであることを忘れて、手に汗握りました!
ベクトゥの雄たけび「アイヤーーーー」も最高だった!!
3.暑苦しすぎないコサンの人たち
物語の構成要素やベクトゥのキャラなどから、『椿の花咲く頃』のライト版のような印象を受けました(ヨンシクを思い出した)。
12話というコンパクトな作品なので、サブキャラはそこまで堀り下げられてはいなかったけど、それが逆に暑苦しくなくて良かったです。
韓国ドラマだと湿っぽく濃厚になりがちな「田舎町の人情」や「親の愛情」は、物足りないくらいがちょうどいいかも
でもちゃんと、それぞれのキャラの温かさが伝わったし、親の愛情も感じられたし、何よりお兄ちゃん2人のキャラが強烈なのに控えめで最高でしたw
あの2人、最初は物語に何も影響を及ぼさない癒し担当だと思っていたけど、要所要所で見事なファインプレー
それと忘れてならないのがヒロインの好感度。
通常、ヒロインが過剰に暴力的だとちょっと引いてしまうのですが、「シルム経験者のガキ大将」というバックグラウンドや、何よりベクトゥとのケミが満点だったので、不快感はありませんでした。
恋愛パートもサラッとしていて良かったです!
4.子役シーンのシンクロ
もう一人のベクトゥである子役俳優も、めちゃくちゃ素晴らしかったです!
彼は頭大きめなので、ドンユン氏の骨格とは明らかに別人物なのに、表情とキャラクターの統一が完璧でした(『太陽を抱く月』のキム・スヒョン&ヨ・ジングで同じことを思った)。
ベクトゥ以外の4人も、大人キャラとのシンクロが素晴らしくて、特に男子の2人がそっくりで
後半で巡査の子ども時代がフィーチャーされたシーン、めっちゃ笑った
5.超ツボなOST
久々に、ツボOSTに出会えました
の曲がエンディングで流れると、大興奮で!
特によかったのは、3話と5話のエンディングかな
●残念な点・モヤモヤした点
物語の核ではないので、仕方ないにしても、ミステリーパートがちょっとお粗末でした。
「スポーツと賭博」というテーマは良かったんですけどね。
下記のせいで、★4.5にするか迷ったけど、キム・ベクトゥのキャラに免じて満点評価です
●犯人
「シルム経験者ではない」「平和主義のシロが吠えた」という描写で、わりと早くから目星がついてしまったw
そして、この作品に限ったことではないけど、ラストの犯行告白で急に本性むき出しになるという、個人的にめっちゃ萎えるパターンでした……。
特にこの閉鎖的な町で、その異常なパーソナリティを20年間も隠し通せるなんてありえない!
そして、妻と娘が可哀そう。
町から出て行かざるを得なかったのも、20年前と何も変わっていないという表現なのかな……?(まあ、今回は冤罪やレッテルではなく、犯罪者家族になってしまったんだけど)。
●警察
警察の動きに緊張感がなく、捜査の過程がお些末!
ドゥシクのロールモデルの警部も、ベクトゥを犯人として取り調べるなど、キレ者には見えなかったですw
ソウルでの捜査も全然進んでいないように見えたし、若い2人による「潜入捜査」は早々に見破られて、もはや茶番。
後半で幼馴染が集結して捜査協力するなら、ドゥシクの正体をわざわざ刑事にしなくてもよかったのではと思った次第です。
![ピンクハート](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/083.png)
ではまた