アンニョンハセヨ~ニコ

 

みんな大好きキム・サブシリーズの、待ちに待った第3弾拍手拍手拍手

 

グロテスクな医療シーンが苦手な人を除けば、この作品がダメな人いないよね?と思うくらい、今回も直球に良い作品でした。

 

個人的には、メインキャストが同じS2よりも、S3のほうがハマりました!

 

1&2と比べると、キム・サブと成長系キャラの衝突や、権力との対立は控えめだった印象。

 

S3ならではのテーマも、考えさせられるものがありました。

 

 

※過去シーズンのレビューはこちら

 

 

 

 

※画像は公式ポスター(namuwikiをスクショ)

 

■視聴時期

2023年12月

■お気に入り度(5点満点)

★★★★☆

■視聴方法

Disney+(全16話)

■放送開始年

2023年

■放送局

SBS

 

※以下はあくまでもkabo個人のたわ言です。ネガティブ感想もありますのでご容赦ください。

※以下よりネタバレありです。

 

 

 

大前提として、S1&2で感じた以下の満足点は、今回も同様なので、それ以外の感想を中心に記録します。

 

<お気に入りポイント!

●医療ドラマの優等生で観やすい

●キム・サブ最高!!

●医療シーンの臨場感がすごい

●俺得イケメンキャスト多数

 

 

 

■現在進行形のトルダム病院

 

個人的に、S2はS1の焼き直し感があって、S1ほどハマれませんでした。

 

ところが、今回はメインキャストがS2と同じであることが功を奏して、同じメンバーだからこそ描ける、現在進行形のトルダム病院を楽しめました。

 

新たに加わった新人医師の2人も、良いスパイスでキラキラキラキラ

 

まずは『愛の不時着』以来、再会を楽しみにしていた、イ・シニョン氏がやっぱり超好みだった件。

 

完璧なアーモンドアイの塩顔と、ぷっくりほっぺ、超小顔&食パン肩幅のシルエットで、もはや好きな要素しかないという100点100点100点

 

不時着では寡黙キャラでセリフが少なかったので、どんな演技をするのか興味津々でしたが、キャラも含めて期待以上でした!

 

「ドンファ利用券」、自分も使いてーーーグラサンハート

 

彼が演じた超イマドキの若者キャラが、良く言えばユートピア、悪く言えばキム・サブを教祖とする閉鎖空間の中で、俗目線の正論を発していたのが新鮮。

 

ドンファのセリフ

 

可能性ではなく、忍耐の時代を生きているのが今の若者

 

は、氷河期世代の昔の自分に重ね合わせてめっちゃ同意(やりがい搾取やめれ!)。

 

そして軍医出身のソンウンもよかった!! 彼の葛藤が一番感情移入できました。

 

一見、凸凹コンビのようなドンファとソンウンの関係性も微笑ましかったです爆笑

 

今回はこの新人2人が、キム・サブの叱咤激励を浴びる若手の役割で、キム・サブとトルダム病院の凄さを伝えてくれました。

 

さらに、キム・サブと彼らの間には、中間管理職のごとくウジンとウンジェが存在し、彼らもまた新たな立場で活躍するという、現在進行形のトルダム病院の構図が本当に素晴らしかった!

 

しかし、新人2人ともトルダム病院やキム・サブにとって重要なエピソードを背負っていたのは、ちょっとご都合主義すぎたようなw

 

 

 

■「リーダー」としてのキム・サブ

 

これも「現在進行形」の話になりますが、シーズンが進むにつれて、スーパードクターとしてのキム・サブはトーンダウンしましたが、代わりに「リーダー」としての存在感が際立っていました。

 

「ボス」ではなく「リーダー」であることを強調していたのも、キム・サブらしくてシビレる!

 

同時にスーパードクターとしての器量は、もはやウジンに軍配が上がっていたと思えるほどで、シリーズ物だからこそ表現できる世代交代も見応えあり。

 

リーダーとしてのキム・サブのセリフには、さらに重みが加わったように思います。

 

<印象に残ったセリフ>

 

本当の復讐は、そいつよりまともな人間になること。いかに愚かで無意味なことかを知らしめる。

 

「何をしているんだ」と問い詰める前に「なぜこうするのか」と理解できるようにならないと。理解ができれば別の方法がいくらでも見つかる。

 

他人の視線が自分を作るのではなく、自分の視線が自分を作る。

 

1つめの「本当の復讐は~」は、S1でドンジュにも言ったセリフで、自分自身も腹が立ったときは意識するようにしていますwグラサン


 

 

■モンスターペイシェント

 

S1&2ではたびたび医療裁判が取り上げられましたが、今回はその手前の段階ともいえるモンスターペイシェントについて、かなり切り込んだセリフが多かったのが印象的でした。

 

ウンジェ父が患者遺族に放った言葉や態度を100%肯定するわけではないけど、医師の上司としては1つの正義だと思えるシーンでした。

 

自分の周りに医療関係者がいないせいか、日本で医療裁判を身近に感じたことがないのですが、韓国ドラマではよく取り上げられるテーマですね。

 

特に今回の制作時期はコロナ禍を経ているだろうから、そのときの医療現場のパニックも含めて、警鐘を鳴らしたのかもしれません。

 

 

■ウンタクの過去

 

今回も、ラブラインではウンタク&ユン先生カップルが大好きでしたデレデレ

 

ユン先生には全く相手にされなかったけど、ドンファとの三角関係もめっちゃ楽しかったです爆  笑

 

そして、ウンタクの肝の据わり方が、元ヤン由来だったことが意外w。

 

そういえば、恋愛の始まりも肉食系オーラだったな。

 

それにしても、仕事熱心すぎるのか単なる鈍感で恋愛ベタなのか、ユン先生への冷たい態度の心理は理解できなかった泣き笑い


 

 

 

【モヤモヤ点・不満点】

 

●事故のスケールが大きい

南北問題やオリンピック選手、ビル倒壊、最後は山火事まで、患者エピソードの規模が大きすぎたような。

そのわりに、ラストの山火事は解決方法が「雨」だなんて雑すぎるし……(予報である程度はわかるはずではw

そして、1分1秒を争う退避命令の最中に、キム・サブが行方不明になってみんなで探すくだりも、ちょっとお粗末でした。

 

●ドンジュの意図

ドンジュが華麗に凱旋して外傷センターを引き受けた意図が、いまいちよくわかりませんでした。

しかも、ドンジュってこんなに腹立つキャラだったっけ??と思ってしまった……。

S1のときは、つらい過去エピソードゆえの野心や若さがあったからこそ光っていたキャラも、今回は単なる老害予備軍のようでタラー

個人的には「アン・ジョンウォン」フィルター(from賢医)が剥がれて、そう見えたのかもしれませんw

 

●前作とのつながり

シーズン物の宿命で仕方ないとは思いますが、前作までの細かいエピソードをすっかり忘れていたので、ドンファの正体が判明したとき「姉?? 誰だっけ?」となってしまいましたポーン

というわけで、S3視聴後に、S1とS2を見返す必要が生じました泣き笑い

 

 
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シーズン4を匂わせる終わり方で、また楽しみが増えました!

 

次はヤン・セジョンの出演にも期待ピンクハート

 

ではまたバイバイ