アンニョンハセヨ~
約1年前からとても気になっていたドラマ、ようやく視聴できました~。
もぉぉぉぉ---ね、とにもかくにもジュノが最&高
心をギューーーーーっとワシ掴みにされるキャラクターに出会えて、大満足の年末です
視聴中は女性ホルモンが大量分泌されたのか、なんだか肌の調子が良いです(思い込み)
ありがとう!韓国ドラマ!!
ありがとう!韓流スターの皆さま!!
2023年もあなた達についていきます
■視聴時期
2022年12月
■お気に入り度(5点満点)
★★★★★(ジュノ加点)
■視聴方法
wowow(2022年10月~放送分/全17話)
■放送開始年
2021年
■放送局
MBC
※以下はあくまでもkabo個人のたわ言です。マイナス点も挙げていますのでご容赦ください。
※以下よりネタバレありです。
■満足点・共感点
1.ジュノが最高!
満足度は、この一言につきます。
繰り返しになりますが、ジュノが演じたイ・サンへの満足度=作品の満足度と言えるくらい魅力的でした
わたしにとっては初めましてのジュノ様。
1年前に「赤い袖先」をきっかけに知って、その後数々の授賞式のニュースでお顔を拝見したとき、正直に言ってそこまで惹かれませんでした(ファンの方すみません)。
と・こ・ろ・が
子役からスイッチして早々の2話で、早くも撃沈
韓国ドラマの鉄板法則「最初はそこまで好みじゃなかったヒーローが、最終的にとてつもなくカッコよく思えて沼入り」が、過去最短で適用されました
まずはビジュアルが素晴らしい!!
韓国人らしいソルティフェイスだから、袞龍袍(コルリョンポ)がめっちゃ似合うんですよね~
先日「哲仁王后」を視聴したときに、キム・ジョンヒョンさんのことを「キングオブ王様」と言った舌の根がまだ乾いていないので、ジュノ様は「キングオブ袞龍袍」にしておきましょう!
個人的には世孫時代の紺色ver.が好き
さらに顔が小さくて肌が白いので、帽子を脱いでチョンマゲ姿(?)になると、赤ちゃんのように見えてきゃわわわわ
目覚めたときに、あんなに可愛いチョンマゲ王子が隣で寝ていたら、「え? ワシ、生んだ?」と思ってしまうかも
もちろん良かったのはビジュアルだけではなくて、表情や佇まい、仕草、そして個人的には最も素敵だと思った声(発声?)。
それらのすべてがキャラクターを魅力的に構成していて、ほかの出演作を知らないので比較はできないのに、彼の人生キャラに間違いないと確信できたほど。
特に、ヒロインを呼ぶ「ドギマ」の声に何度も悶絶っ
そして、王様というキャラクターだからこそ必然として成立する「本物のツンデレ」は、キュンポイントになる反面、君主の孤独を感じる側面でもあるから哀愁が
好きなシーンはたくさんあるけど、女官の秘密結社軍と戦うシーンで、ジャンプしながら弓矢を放つ姿がめっちゃかっこよかった〜
その直後に、ドギムと再会して嬉しそうに駆け寄って行く姿もたまらない可愛さだった
サナぁぁぁぁぁぁーーーーー
ここまで、「」の使用率が高くなったしまったw
2.女官の人生の物語
視聴前は、身分の差が障害となる主役カップルの、切ないロマンス史劇だろう思っていました。
そして、史実のプロットは理解していたから、最終的にはハッピーエンドで終わるだろうとも。
予想通り前半は、世孫が身分を偽ってヒロインをからかうみたいな、ラブ史劇あるあるのコメディ&キュンシーンも多かったし、ある意味王道作品と思いながら視聴していました。
ところが、真のテーマは女性の生き方だったとは……、フェミニズム意識の高い韓国らしいテーマだなと思いました。
そして、史実通りにドギムの死まで描かれて、意表を突かれた感じです。
16話のラストシーンは、ドギムは自分の人生に心底納得していないけれど「人生とは、喜びと悲しみの繰り返しなのだ」と前向きになったように見えて、普通のドラマならここでハッピーエンドとなったはず。
だから、ラスト1話で何が描かれるのか全く予想できなかったけど、最後まで女性の人生にフォーカスした物語で意外な結末でした。
劇中ではさまざまな女性の生き方が描かれ、ヒロインのドギムに代表されるように、女性キャラは誰も幸せに生きていないサッドストーリー。
女官も側室も、そして正室も、王宮の中では生き方が制限されてしまうわけで、形は違えど、今も昔も生きづらい女性の姿が描かれていたのかな。
印象的だったのは、ドギムの友達の女官・ボギョンが、最後まで都承旨を慕っていた心情。
彼に誘拐された友達の女官から隠れて、都承旨の死を悲しむ心理にリアリティがあってグっときました
うら若き女性だもの、自分の恋心はそう簡単に抑えられないよね
ボギョン役のイ・ミンジさん、「応答せよ1988」でドクソンの友達役でした
3.正室の演出
途中まで、イ・サンの正室が全く登場しなかったので、けっこう違和感がありました。
イ・サンの子ども時代から描かれているのに、正室との婚姻エピソードは完全にスルーです。
まるで正室の存在がないように表現され、主役2人のラブラインが成就すればハッピーエンドという流れなら、ちょっと違うなと。
ドギムが、王様の女人の一人という立場に抵抗があるなら、正室も同じような感情を抱いていないと、物語として矛盾すると思ったのです。
だから、ドギムの妊娠がわかったときに、王が真っ先に正室のもとへ向かったシーンは、気の利いた演出に拍手!(それまで存在自体もほとんど登場しなかったので、唐突感あったけどw)。
正室は子どもに恵まれなかったようなので、ドギムに対して複雑な感情を持っていたかもしれません。
でも、その王妃の心情が視聴者に伝わってしまうと感情がそっちにも傾いてしまい、主役の2人を心から応援できないから、王妃がキャラクター化されなくてよかったと思います。
また、ドギムの死後に迎えた側室(史実では、後に世継ぎを出産)もはっきりと描写されなかったので、歳をとったイ・サンがドギムを思い出すラストシーンも違和感なく視聴できました。
4.充実のサブキャラ
この作品に限ったことではありませんが、今回もサブキャラが素晴らしかった!!
特にお気に入りだったのは、
●大王大妃
「悪の花」で初めてみたときは、そこまで思わなかったけど、今回はチャン・ヒジンさんが一番美しかった~!!
15歳のときに66歳の英祖に嫁いだ彼女は、相当過酷な人生です。
王宮という名の華やかな監獄で生き抜くための処世術を若くして身につけ、達観したようなキャラ作りが素晴らしかったです。
●サンの護衛武官
王の護衛はシュッとしたイケメン武官が定石だと思っていたので、真逆の路線でびっくりでしたw
脳みそまで筋肉キャラと思いきや、ドンロの処罰に関して王に進言したファインプレー、お見事でした!!
演じたオ・デファンさんは、「ショッピング王ルイ」の掃除のおばさんの息子でしたね!
5.聖君の純愛?わがまま?
「雲が描いた月明かり」をきっかけに正祖ことイ・サンを知り(同作には登場しないけど、世子様の祖父)、本作の予習として視聴した映画「王の運命」「王の決断」を経て、聖君と言われる王様の掘り下げを楽しみに視聴しました。
幼少の頃の「米びつ事件」で複雑な人格形成&勤勉で知的なイメージのイ・サンを、先述したようにジュノが超魅力的に演じていて、清潔感のある名君として説得力がありました。
幼いときから王になることが定められ、厳しい環境の中で自分を律して生きているから、せめて好きな女性をそばに置きたいという唯一のわがままを貫いたのでしょうか。
視聴前は、そんな清潔な王様の純愛から始まった相思相愛のシンデレラ物語をイメージしていたけど、実際のドギムがどんな気持ちで側室になったのか、とても気になります。
■モヤモヤ点・共感できなかった点
■ドギムの心情に理解が及ばず
これを言ったら身も蓋もないので恐縮ですが、ドギムが頑なに求婚を拒否する理由がどうしても理解できなかった
そもそも王宮内で生きていれば、女官でも側室でも正室でも不自由さはそう変わらないのではと思ってしまって、「早く側室になっちゃいなYO!!」と何度思ったことか……。
側室になれば労働から解放されていいじゃん!と思うのは、21世紀を生きる庶民の浅はかな考えなのか?
女官のままでも恋愛はできないし、違いといえば、たまの休日の外出くらいではないの??
ちなみに史実では、正室と親しかったから遠慮したという説があるらしいので、それなら納得です。
女官の設定で「結婚」とか「女性の生き方」をテーマにするのは、斬新ではあるけれど、ちょっと無理があるなと思いました。
■権力争いの描写が雑
ドギムの両親や大王大妃の兄など、キャラクター化されずに名称だけで表現される人物やエピソードが多くて、米びつ事件も然りだし、ある程度構図をわかった上で視聴しないと理解が難しいのではと思うシーンが多々ありました。
あと気になったのが、別荘地で女官の秘密結社メンバーがイ・サン殺害に失敗したシーン。
捕らえられたはずの先輩女官が、その後のシーンで普通に登場したのでびっくりしましたw
■花の意味
後にドギムの屋敷となった別宅の花をはじめ、各所で花がフィーチャーされていたのですが、花言葉もわからないので、理解が及ばなかった。
きっと、それぞれに意味がありそうですね。
概要紹介なし&ネタバレありの長文・駄文なので、あまり人様にお役に立つブログではありませんが、来年も気が向いたときの暇つぶしにでも使っていただければ幸いです。
ではまた
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