アンニョンハセヨ~
「韓国ドラマで一番好きな作品は?」と聞かれたら(話す友達がいないので誰にも聞かれないけどw)、今なら間違いなく「賢い医師生活」と即答します。
賢医にドハマりした要因の一つに、K-dramaライター・Misaさんのブログとの出会いがありました。
作品をさらに理解するための背景知識や解釈がめちゃくちゃ参考になったので、Misaさんがナビゲートされたオンラインロケ地ツアーも視聴
そんなMisaさんが初の著書を上梓されたので、さっそくポチりました
韓国ドラマの知りたいこと、ぜんぶ
著:Misa
出版社:青春出版社
発売日:2022/5/21
単行本 : 256ページ
韓国ドラマを視聴するようになってから、知りたかったことや気になっていたこと、ずっとモヤモヤしていたことなどがたくさんあって、ようやくそれらの答えを得られた気がします
ネタバレにならない範囲でサラッと感想を残します。
■好みの作品の見つけ方
自分は仕事(残業少なめのフルタイム)と最低限の家事以外は、すべて自分の時間に使えるうえ、コロナ禍以降ますますインドア生活を送っているのですが、それでもやっぱり視聴時間は限られます。
だから、できるだけ自分好みの作品を効率よく視聴して、無駄な時間を作らないようにしたい。
そんな気持ちに応えてくれる、本書のジャンル別リストがとても参考になりました。
自分のような一般人かつKドラ初心者が作品ジャンルを思い浮かべると、ぼんやりと「ラブコメ」「ヒューマン」「マクチャン」「社会派」くらいしか浮かばないけど、さすがの着眼点ですね。
大項目→中項目→小項目に枝分かれする分類項目が的確すぎて膝を打ちました
この分類に基づいて自分の好みを考えると、これまで漠然と「自分はヒューマンが好きかなー」と思っていたけど、「社会派・歴史系」も好きそうとわかったり、「ドロドロ系」の小カテゴリーの1つは「社会派・歴史系」寄りだったりするので、単に「マクチャン系」と思ってスルーしていた作品にも興味がわいたりしました。
あと、気になっていた歴史ドラマのいくつかは「社会派・歴史系」ジャンルに入っていたので、視聴優先度も明確になりました。
さらに、“邦題キラキラ問題”に言及したコーナーもあって、まさに邦題のせいで全く圏外だった作品が、自分の視聴リストに入ってきました。
※以下、作品選び用メモ。
・継続に迷ったら、「好き嫌いが分かれる4要素」を確認。
・新作と旧作の視聴バランス。
・SNSで好みの近い「師匠」を見つける。
ちなみに、分類表でMisaさんがお気に入りの作品として「◎」をつけた作品は、かなり自分好みだったので、わたしの“師匠”の一人はMisaさんに決定です。
■「ハマレない自分はおかしいのか?」問題が解消
評価の高い有名作でも、全然ハマれなかったものもあって、そんなときいつも思ってしまうのが「自分は感情がおかしいのかな??」「ヒトとして何かが欠落しているのかな?」という不安や疑問でした。
自分がハマれなくて少しトラウマになっていた作品も、実は「好き嫌いが分かれやすい人気作」に入っていたので少し安心しました(小心者)。
反対に、自分が大好きな作品でも評価が二分されていることを知って、意外だったりもしました。
筆者いわく、
日本ではネガティブな評価を持つ人は、声を潜めてしまう傾向があるように感じる。
とのことで、自分自身に置き換えてみても、確かにネガティブ感想は、それなりにオブラートに包んで投稿しているなーと(チキン)。
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上記のような、作品選び関するテーマだけではなく、世界的ヒット作品の分析や、制作現場の現状と今後の動向、ドラマと国民性の関係など、どれも今後のKドラ視聴がさらに楽しくなりそうな情報ばかりでした。
Netflixにおける韓国ドラマの国別のヒット作や、「梨泰院クラス」「愛の不時着」が海外向けに制作されたものではないというくだりも、興味深かったです。
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今週末は「ラケット少年団」を完走予定です。
ではまた
※関連記事リンク(下記の本も面白かったです)