アンニョンハセヨ~ニコ

 

チョン・ヘイン氏目的で視聴した映画でしたが、マ・ドンソクの存在感&パク・ジョンミンの圧巻の演技力で、映画慣れしていない自分でもめちゃくちゃ楽しめた作品でした!

 

 

※画像は公式ポスターより

 

 

■視聴時期

2022年4月

■お気に入り度(5点満点)

★★★★

■視聴方法

アマプラ

■公開年

2019年

 

 

※以下はあくまでもkabo個人のたわ言です。マイナス点も挙げていますのでご容赦ください。

 

※以下よりネタバレありです。

 

 




 

●消化不良のないストーリー&キャラクター設定

映画がいまいち苦手な理由の一つが、描写が物足りなくて理解が及ばず、消化不良感が残ることなんですが、この作品はそれが全く無く、すっきりした気持ちでエンドロールを迎えました。
 
例えば、中華屋の見習いやサンピル(チョン・ヘイン)の上司など、プロフィールを表現するセリフやシーンがそこまで詳細ではないサブキャラでも、彼らの内面はもちろんのこと、なぜその状況に置かれているのかを想像できる演出が十分にありました。
 
たった102分なのに、ストーリーやキャラ設定に疑問点が残らず、矛盾や無理設定はフィクションと割り切れる潔さも良かったです。
 

 

●マ・ドンソク最高!

任侠映画のイメージしかなかったマ・ドンソク氏とコメディの接点が不思議に思えたものの、番宣ビジュアルと予告動画が完全にコメディなので安心して視聴開始。
 
最初は、その不思議なキャラに対してどのような感情を抱いたらよいのか困惑しましたが、おかっぱ頭とコメディシーンに爆笑しながら一気にキャラの虜に。
 
ところが後半で、ドンソク氏がキャスティングされた理由に納得する展開に!
 
そもそも苦手な暴力シーン多めで、裏社会シーンまで出てきたので焦ったけど、それを凌駕する作品メッセージとヒューマンドラマが良かった!
 

敵対する2チームとの話し合い(?)に単身で乗り込んで解決し、舎弟に「これが俺の職業だ」とチャジャンミョンを作ったシーンは最高だったえーん

 
 

●パク・ジョンミンの演技に引き込まれる

自分的にはあまり好みではない「金髪の不良少年」が主役だったのに、ジョンミン氏の演技力に引き込まれて、キャラクターに愛着がわきました。
 
まあ、そもそもお母さん思いの優しい少年でしたけどね。
 
しかも、ジョンミン氏もチョン・ヘイン氏も、撮影当時30代前半だったのに18歳の役!
 
それなのに2人とも全然違和感がなくて、視聴中は本当に18歳にしか見えなかった!
 
パク・ジョンミン氏は映画を中心に活動されている俳優のようなので、初めましてかと思ったら、「応答せよ1988」でボラの元カレ役だったそうです(実は、現在「応答せよ1988」を再視聴中なので、登場が楽しみ!)。
 
 

●結末が心地よい

ご都合主義ではあったけど、着地点が爽快で、全キャラクターの「スタートアップ(原題で「始動」)」を応援したくなる結末。
 
「人生の可能性(いつでもやり直せる)」「家族愛」「正しく生きよう」のような、シンプルなテーマやメッセージがとてもわかりやすく、そして面白く表現された、視聴後に心地よさを覚える作品でした。
 

 

●キャストが超豪華

自分がこれまでに視聴したドラマに出演している俳優さんのオンパレードで、めちゃくちゃテンションが上りました。
 
以下覚書。
 
・サンピル祖母→椿のヨンシク母
・暴力団の舎弟→マイディアミスターの僧侶
・サンピルの上司→梨泰院の刑事
 
 

●不良役のチョン・ヘイン

チョン・ヘイン氏の不良少年役を視聴するのは、「ユ・ヨルの音楽アルバム」以来2度め。
 
「D.P.」でも冒頭で出前のバイトをしていたから、不良少年の役だったのかな?(そういえば「D.P.」は第2弾の制作が決定したんですね!)
 
今回も、高い演技力で不良役を完璧に演じていましたが、どうしても高貴なオーラがにじみ出てしまうのは仕方ないですねw
 
パク・ジョンミン氏との2人のシ-ンはコメディも多く、改めてヘイン様の演技の幅を実感しましたラブ
 
「ユ・ヨル~」を視聴したときは、韓国カルチャーに対して右も左もわからない状態だったので「???」がたくさん残った映画でしたが、もしかしたら今観たら感想が変わるかも。
 
「出前の配達=不良少年の仕事の定番」という、今思うと当たり前に認識していることも、当時は知らなかったしなー。

 

 
*****
 
韓国でこの映画を視聴した後、チャジャンミョンを食べに行った人が多いのでは??
 

ではまたバイバイ