アンニョンハセヨ~ニコ


今回視聴した「ある日~真実のベール」は、イギリスドラマのリメイクだそうですが、原作は未視聴です。

 

洋ドラ全般に興味薄な自分としては、なかなか腰が上がりませんでしたが、我が推し四天王の一人であるキム・スヒョン氏を拝みたい一心で開封。

 

しかし、バイオレンス描写が多くて具合が悪くなってしまいました不安

 

※画像は配信公式をスクショ

 

■視聴時期

2022年2-3月

■お気に入り度(5点満点)

★★★

■視聴方法

アマプラ(全8話)

■放送開始年

2021年

■放送局

 

※以下はあくまでもkabo個人のたわ言です。マイナス点も挙げていますのでご容赦ください。

※ネタバレありです。

 

 

 

 

 

今回は、話の流れ的にネガティブな感想から書きます。

 

 

 

●描写不足で理解できなかった件いろいろ

わたしはエンタメ経験値が低く、そもそも行間を読むのが苦手です。
 
そのため、ストーリー描写よりもテーマ主張が重要な映画などは物足りなさを感じることが多く、韓国ドラマでは「D.★P.ー脱走兵追跡官ー」でそれを感じました。
 
「ある日」も「D.P.」も話数が少なく、硬派な重いテーマで、映画っぽい作りですよね(画面の質感も)。
 
そんな自分なので、フィクションだから流しておくべきことや、視聴者の理解力で消化すべきこと、あえて描写しない演出の妙を理解できていないだけかもしれませんが、特にサブキャラの描写でわからないことが多すぎたアセアセ
 
各キャラの設定はなんとなくは想像できるんですけど、その想像を裏付ける描写が全然ないので、視聴中は何度も、果たして自分は物語そのものを理解できているんだろうかと不安になりました笑い泣き
 
例えば、
 
シン弁護士が三流弁護士になった背景(物語と直接関係ないけど、キャラの行動の根拠のために)
シン弁護士がヒョンスを冤罪だと思った理由(ラストのカメオ出演シーンから考えると、単に直感だったっぽいけど)
大手の女性弁護士が裁判を引き受けた目的(売名行為かと思ったら、冤罪に持っていくわけではなかった)
ジテが巻き込まれた冤罪(拘置所にいるってことはまだ裁判中なの?)
ジテが最初からヒョンスに注目してた理由(最初は薬を運ばせることが目的?)
 
逆に、ベテランのパク刑事は、裏がありそうな雰囲気プンプンだったのに、単に定年前に手柄を取りたいだけで思い込みの激しい老害だったという物足りなさでしたタラー
 
ほかにも、
 
刑務所と違って、拘置所は各部屋の出入り自由なの?(勝手なイメージで、中南米のどこかなら、あんな無法地帯の刑務所がありそう)
ヒョンスの「変身」に対するシン弁護士たちの反応のなさ(「変身」後の接見シーンが皆無だったから)
タバコ吸ったら喘息は治るんかい!
・ミレーの「晩鐘」や南国のポスターの意味(弱者は農民と同じように祈ることしかできないという隠喩? ビーチは「自由(出所)」の表現?)
 
とか、気になることだらけでした。
 

 

●拘置所内の暴力描写が怖すぎた

わたしはお化けや絶叫マシンも含めて怖いもの全般が超苦手で、「愛の不時着」も北朝鮮のシーンが怖くて怖くて、最初は何度も離脱しそうになりました。
 
「太陽の末裔」も最初の非武装地帯のシーンで無理だと思って、視聴を後回しにしたほどのビビりですタラー
 
そのため本作は拘置所内のシーンが怖すぎて、視聴している数日間、何度も頭痛に見舞われてしまいました(元々頭痛持ちなんですけど、今回は軽度のPTSDではと本気で心配になったほどアセアセ
 
拘置所のシーンでは、ヒョンスが「異質空間にいる唯一の普通の人」だったので、視聴者視点とヒョンス視点が完全にイコールで、彼の恐怖や不安などがそのまま自分事として感じられて、本当に辛かったですガーン
 
でも言い換えると、ヒョンスの恐怖や痛み、動揺、不安、悲しみ、苦悩、怒りなどがリアルに感じられたということは、それだけキム・スヒョン氏の演技力が凄まじいからなんですよね。
 
 

●警察が無能

謎解きや犯人探しが真のテーマではないから仕方ないんですけど、捜査の専門家ではないシン弁護士や、部外者であるシン弁護士の元妻(「昔愛した女」w)がちょっと本気を出したら、わりとあっさりとヒョンスが真犯人ではないことがわかったので、そもそもの捜査が杜撰すぎたという……。
 
あまりにもあっさりと事件の真相が明らかになっていくので(しかもわかりやすすぎる証拠隠滅まで!)、実はパク刑事とアン検事は何かしらの理由でヒョンスをハメる目的があったのか思ったほどでしたが、シン弁護士が証拠を渡したらあっさりと真犯人を逮捕していたので、単に捜査ミスだったんですね。
 

 

 

続いて、ポジティブな感想と、ラストは余計な感想もありますwww

 

 

●ラスト2話の意外な展開

 

途中までは、主人公と弁護士がタッグを組んで冤罪を晴らしていく、わかりやすいサイダードラマだと思っていました。

 

しかしいつまでたっても形勢逆転の兆しはないし、スヒョン氏は泣いてばかりで、中盤までのセリフはほぼ「アニヨ」……。

 

そのため、拘置所内のシーンが苦手すぎたのと、真犯人の動機や犯行トリックも大したことなさそうだなと思えてきた中盤過ぎ、離脱も考えました。

 

ところが、ラスト2話でヒョンスの「変化」が描かれ始めてから一気に面白くなり、キム・スヒョン氏がこの作品(キャラクター)を選んだ理由をようやく理解できた気がします。

 

 

●真犯人は誰?

 

中盤くらいまでは、純粋に“犯人捜しモノ”としてのサスペンス要素が面白かったです。

 

わかりやすい犯人候補が複数いて、犯行のトリックも明らかになってきて、この中の誰が何のために殺したの?とか、実はヒョンスがお酒とドラッグのせいで覚えていないだけで真犯人なのでは?、いやそもそも多重人格設定なのでは?とか、いろいろ推理する楽しさがありました。

 

残念ながら、後半からは事件の真相は大した事なさそうだなと思えてきたのでですが、硬派なテーマに対する物語の着地点が気になって、ラスト2話は一気に完走しました。

 

 

●キム・スヒョンの演技力が神がかってる

 

世界トップレベルの韓流スターに対して素人の分際でおこがましいですが、改めてキム・スヒョン氏の演技力は群を抜いてると思いました!!!!!!

 

まず最初に、警察内で偶然ナイフが見つかってしまった時の反応の表現がリアルで、腰抜かしそうになったびっくり

 

そして激しいベッドシーンや、捜査中や拘置所内での全裸シーンに、俳優魂を感じましたびっくり(そういえば、ベッドシーンのとき、夫がリビングに入ってきたらどうしようと焦った驚き

 

スヒョン氏はいつも、ストーリー展開と直接関係ないような些細な動きや視線の演技が素晴らしいのですが、今回のキャラはそれがさらに神がかっていたように思います。

 

そしてなんと言ってもキャラ変描写が凄まじかったガーン

 

キム・スヒョン氏の次回作がこの作品だと知った当初、洋ドラのリメイクって当たり外れが多そうだから大丈夫かなと心配していましたが、きっとこの難しいキャラクターを演じたかったからなんだろうなと納得できました(あくまでも自分の想像ですけど)。

 

 

●ト・ジテ優勝!

 

今回のMVPは断然ト・ジテ様ラブラブラブ

 

最初に登場して階下を見下ろすシーンから、ラブラブラブになってしまった飛び出すハート

 

階段見下ろしシーンは、その後も何度もあって嬉しかったです!

 

包容力を秘めた眼差しや、タンクトップから伸びる上腕二頭筋、時々ほんのり見せる笑顔など、どれも素敵すぎ!!

 

怖かった拘置所シーンをなんとか耐え抜いたのは、彼のおかげかもしれませんww

 

演じたキム・ソンギュ氏、劇団出身でまだドラマの出演作はあまりないようですが、これから注目したい俳優さんとなりましたチューチューチュー

 

あと、ジテの手下の骨玉砕師(?)も、ラストシーンの一瞬の笑顔が印象に残ったな。

 

それと、真犯人の医師役の方が自分好みの顔で、以前別の作品で見たはずなのに思い出せないガーン

 

そして、シン弁護士のチャ・スンウォン氏。

 

元モデルの濃い顔ということもあって、自分的には松岡俊介と重なって見えたニヤニヤ(昔、大好きでしたピンクハート

 

 

 

●キム・スヒョンの毛量すごい

 

スヒョン氏の今回のヘアスタイルは、原作のキャラクターに寄せていたようですが、とにかく彼の毛量が多いのに改めて驚きました。

 

と同時に、将来薄毛の心配がなさそうな毛質なので、そういいう意味でも彼は長期にわたってスターとして活躍できる資質があるんだなと実感。

 

そこで、今までずっと言いたかった「韓流スターと薄毛」についての叫びを残します。

 

注意以下は完全に余計な老婆心で、薄毛の方を揶揄するつもりはありません_(._.)_

 

Kドラを視聴するようになって、たくさんのイケメン俳優を知っていく中、ずっと懸念というか疑問だったのが、彼らは加齢による薄毛をどのように対処しているのかということ。

 

「若さ」「美」の価値がすこぶる高い韓国では、特に深刻な問題なのではと、勝手に常々心配していましてアセアセ

 

食事や運動はもちろん、エステや美容整形、審美歯科などである程度は外見のキープができますが、毛量はなかなか難しいジャンルのはず。

 

自分がお気に入りの俳優さんの中にも、その毛質や額の形などを見るにつれ、ひそかに心配している方もボチボチいます。

 

そんな中で、あれだけの毛量を誇るキム・スヒョン氏は、そういう意味でも韓流スターとして抜きん出た存在なのではと思った次第です。

 

まあ、毛量が多い髪質だと白髪の心配は増えますが、男性の場合はそれが渋さや色気にもつながる場合もありますからね。

 

 

**************

 

最後はドラマと直接関係ない話ですみませんタラー

 

今回、作品が伝えたいテーマには共感できて、考えさせられることも多かったけど、やっぱりKドラは楽しかったり萌えたり、感情移入できる作品が好き!!
 
本作ではスヒョン氏の苦しい表情ばかりだったので、次回は明るい役柄を演じてくれますように。

 

このブログで何度も言ってますが、キム・スヒョン氏は「 プロデューサー 」のスンチャン役が、自分的には最高オブ最高!!!!!!(というか、作品自体が本当に面白くて大好き)。

 

「ある日」で自分と同じようにズーンとしてしまった方は、「プロデューサー」で回復することをオススメします流れ星流れ星流れ星

 

ではまたバイバイ