松本零士さんが亡くなった。
作品には宇宙戦艦ヤマト、キャプテンハーロック、戦場マンガシリーズなど名作が多い。
ボクが特に好きなのは銀河鉄道999だった。
少年が謎の美女メーテルと共に宇宙を旅する冒険ものだ。
劇場版を観たのは小学生の頃のこと。
3年か4年だったと思う。
そのラストシーンが胸に残った。
戦いが終わり、地球に降り立つ鉄郎は、彼を支えた謎の美女メーテルを別れを告げる。
そして…機械化人に占領された地球で、たった一人、走り出すのだ。
メーテルはいない。
家族もいない。
友達も仲間もいない。
周囲は敵しかいない。
これから鉄郎はどうするんだろう。
たった一人でどう戦うつもりなんだろうか。
たった一人でさびしくないだろうか。
そんなことを考え始めて眠れなくなった。
今でも時々その夜のことを思い出す。
あんなにまで心に残った作品は、そう何本も無い。
松本零士先生のご冥福をお祈りします。