あなた
もしも私が 家を建てたなら
小さな家を 建てたでしょう
大きな窓と 小さなドアーと
部屋には古い 暖炉があるのよ
真赤なバラと 白いパンジー
小犬の横には あなた あなた
あなたがいてほしい
それが私の 夢だったのよ
いとしいあなたは 今どこに
ブルーのじゅうたん 敷きつめて
楽しく笑って 暮らすのよ
家の外では 坊やが遊び
坊やの横には あなた あなた
あなたがいてほしい
それが二人の 望みだったのよ
いとしいあなたは 今どこに
そして私は レースを編むのよ
わたしの横には わたしの横には
あなた あなた
あなたがいてほしい
そして私は レースを編むのよ
わたしの横には わたしの横には
あなた あなた
あなたがいてほしい
あなた
昭和49年(1974年)
作詞・小坂明子
作曲・小坂明子
編曲・宮川泰
歌唱・小坂明子
前年(昭和48年)の暮れに発売された曲です。
年明けから大ヒットしました。
当時の記憶ですが、
テレビで小坂明子さんの歌声を聴いた記憶が・・
無くて、ラジオでよく聴きました。
ニッポン放送「歌謡ベストテン」
ロイ・ジェームスさんの声が聞こえると
『ああ、日曜日の朝だぁ』なんてね〜
この「歌謡ベストテン」
昭和49年の1月〜3月辺りまで、
毎週毎週、あなた、あなた、あなた
小坂明子さんの「あなた」
もう何回、いや、何十回と聴いたことやら〜
同時期のヒット曲
「うそ」、「なみだの操」と併せ「あなた」
どれだけ聴いたで賞のベストスリー!
♪ あなた あなた あなたがいてほしい〜
当時としては演奏時間が長かったなぁ〜
ベストテン内はもちろん、
第1位に輝いた時にはフルコーラス!
私の耳はエンドレスになりまして
♪ あなた あなた あなたがいてほしい〜
43年の時を経て今。
改めて想います。
あなた
にっぽん歌 名曲ひとつ 水色のメロディー
あばれ太鼓
どうせ死ぬときゃ 裸じゃないか
あれも夢なら これも夢
愚痴は云うまい 玄海そだち
男命を情けにかけて
たゝく太鼓の あばれ打ち
酒と喧嘩は あとへはひかぬ
意地と度胸の 勇み駒
惚れちゃならない 義理あるひとに
知って照らすか片割れ月に
男泣きする 松五郎
櫓太鼓の 灯がゆれて
揃い浴衣の 夏がゆく
ばちのさばきは 人には負けぬ
なんでさばけぬ男のこゝろ
小倉名代は 無法松
あばれ太鼓
昭和62年(1987年)
作詞・たかたかし
作曲・猪俣公章
歌唱・坂本冬美
♪ どうせ〜 死ぬときゃ 裸じゃ ない〜か〜
都はるみさんの「うなり節」
水前寺清子さんの「応援歌」
二人の偉大な先輩、その特性を併せ持った歌唱!
坂本冬美さん、デビューヒット
あばれ太鼓!
デビュー当時の初々しい歌声から
キャリアを重ねた深みある歌声まで。
坂本冬美さんの魅力ある歌声です。
今年は、デビュー30年の節目。
初心忘るべからずの精神で
これからもステキな歌声を聴かせてほしいと願う私です。
♪ 櫓太鼓の 灯がゆれて 揃い浴衣の 夏がゆく〜
あばれ太鼓
にっぽんの歌 名曲ひとつ 水色のメロディー
嫁入り舟
傘にからみつく 柳をよけながら
雨の堀割りを 嫁入り舟がゆく
彼のもとへ 嫁ぐひとを
私はずぶぬれで
みつめている 頬の泪 ぬぐいもせずに
今日の最終で この町出たいけど
老いた母ひとり 残して行かれない
濡れた白壁を かすめて飛ぶ燕
あやめ咲く中を 嫁入り舟がゆく
彼の手紙 細く裂いて
水面に浮かべてる
かなしみなど 誰も知らず 小舟に手を振る
今日の最終で この町出たいけど
老いた母ひとり 残して行かれない
一度だけ 彼にあげた
唇かみしめて
雨の中に かすんでゆく 幸せ見送る
今日の最終で この町出たいけど
老いた母ひとり 残して行かれない
嫁入り舟
昭和48年(1973年)
作詞・吉田旺
作曲・鈴木淳
歌唱・野地由紀子
抒情歌謡の名曲ひとつ、嫁入り舟。
恋と母の狭間に泣いた、嫁入り舟。
叶わぬ恋と思いつつ、思いきれない女心。
水面を進む幸せ舟に、自分を重ね涙のしずく。
野地由紀子さんの「嫁入り舟」
小柳ルミ子さん「瀬戸の花嫁」とは対照的
幸福と悲恋、詩とメロディーと歌唱で
ヒロインの人生が、これほど変わってしまうとは。
歌はドラマ!
語らず・崩さず・泣き過ぎず。
そうした歌声は、聴く人の心に沁みるものです。
♪ 傘にからみつく 柳をよけながら〜
野地由紀子さん、歌い出しからドラマを感じます。
嫁入り舟
にっぽんの歌 名曲ひとつ 水色のメロディー
哀恋記
窓に吐息を 吹きかけて
惚れたと云う字を 書いて消す
涙のしずくで 錆びついた
女ごころの 恋の傷
愛して尽くしてなんに なんになる
信じて待っても誰れが 誰れが来る
独りぼっちの 夜の終わりに
しらじら夜明けが あゝ来るばかり
好きと泣いたら 負けになる
きらいと強がりゃ つらくなる
つめたい東京の かたすみに
青い鳥など いやしない
幸せ探せば風が 風が吹く
明日を祈れば雨が 雨が降る
燃えてはかない 恋の終わりに
もひとり他人が あゝふえるだけ
哀恋記
昭和50年(1975年)
作詞・山口洋子
作曲・森田公一
歌唱・五木ひろし
リズム演歌という歌唱スタイルを確立した
五木ひろしさん、「哀恋記」も、その一曲です。
♪信じて待っても誰れが 誰れが来る〜
強く柔らかく張りのある声、 高音からのフレーズ
伸びやかさとファルセットへと抜ける魅力の歌声。
かもめ町みなと町、待っている女、夜空。
一連のリズム演歌と共に、懐かしい五木演歌です。
新沼謙治さんが「スター誕生」オーデイシヨンで
見事チャンピオンを獲得した時の曲が「哀恋記」
隠れた名曲と言える、山口洋子さんの作詞作品。
哀恋記
にっぽんの歌 名曲ひとつ 水色のメロディー
記念樹
ひゅるひゅると 風が吹く 校庭に
若い日の 記念樹を 植えました
あの人も この人も 見つめるうちに
なぜかしら その胸を 熱くする
さよなら 初恋 さよなら ともだち
また逢いましょう この樹の下で
そっとその目で 話します
そっと約束 かわします
ひゅるひゅると 風が舞う 校門で
今植えた 記念樹を 見つめます
指きりを かわしたり サインをしたり
手をふって 急ぎ足 帰ります
さよなら 初恋 さよなら ともだち
また逢いましょう この樹の下で
そして別れて ゆくのです
そしてひとりに なるのです
記念樹
昭和48年(1973年)
作詞・阿久悠
作曲・森田公一
編曲・馬飼野俊一
歌唱・森昌子
「せんせい」でデビューした翌年、
私が初めて買った、昌子ちゃんのレコード
それが「記念樹」、6枚目のシングル曲です。
『せんせい〜白樺日記まで、なぜ買わなかったさ!』
問われれば・・『ごめんなさい』としか言えません。
4枚目の「夕顔の雨」、この曲を聴いたとき、
キラーン!私の心に響く昌子ちゃんの歌声がありました。
さらに私の住まいの近くに「森昌子来たる!夕顔の雨!」
キャンペーンで昌子ちゃんが来てくれる!!
なのに仕事で行けなかった!
あゝ今でも心に刻み込まれた、あの日あの時の苦い想い〜
そんな訳で〜
「記念樹」この曲が、私の昌子ちゃん(ん?変かな?)
文字通りの初めまして「記念」シングル曲だったのです。
もちろん、その後「せんせい」〜「白樺日記」まで
すべて買い揃え、「若草の季節」、「下町の青い空」
ずずずい〜と!私の心は昌子色に染まってゆきましたとさ♪
「記念樹」
軽やかなメロディーラインに、卒業を思う寂しさ。
昌子ちゃんの爽やかな歌声に学園風景が浮かびます。
記念樹
にっぽんの歌 名曲ひとつ 水色のメロディー
未完成
年上の女は シルクの手ざわり
うなじに触れれば 絹ずれの声さ
うぬぼればかりで 過ごした月日を
ワインに花びら 浮かべて捨てるよ
甘い 甘い話さ 夜に ころがってるよ
若さ 売った償いを きみと出逢って知った
untinished true my love
春の足音聞きながら ぼくの心は凍河をゆくよ
拾われた時は 分別もなくて
シンデレラボーイ うかれた気分さ
白夜に沈まない 太陽のように
ワインも濁ると 気づかずにいたよ
にがい にがい涙さ 熱く こみあげてくる
愛を 遊んだあがないに きみに なんと詫びよう
untinished true my love
朝の訪れまばゆくて ぼくの瞳は氷壁を見る
甘い 甘い話さ 夜に ころがってるよ
若さ 売った償いを きみに出逢って知った
untinished true my love
春の足音聞きながら ぼくの心は凍河をゆくよ
未完成
昭和56年(1981年)
作詞・阿木燿子
作曲・網倉一也
編曲・萩田光雄
歌唱・郷ひろみ
郷ひろみさんの曲の中で、1、2を競う好きな曲。
未完成
躍動感あふれるイントロから聴かせてくれます。
私、当時シングルレコードを買いました♪
歌詞が魅力的です。若い女性と年上の女性
その甘さと苦さ、夢と償い。
メロディーと編曲が、そのストーリーを奏でます。
郷ひろみさんの歌声が、強く優しく思いを伝えています。
よろしく哀愁、この曲と双璧と言える
未完成、郷ひろみさんの魅力を感じます。
三原綱木さんのギター演奏で唄うシーン、
迫力の歌声、ギター演奏ですね〜
♪ 愛を 遊んだ あがないに〜
未完成
にっぽんの歌 名曲ひとつ 水色のメロディー
春一番
雪が溶けて川になって 流れてゆきます
つくしの子がはずかしげに 顔を出します
もうすぐ春ですね
ちょっと気取ってみませんか
風が吹いて暖かさを 運んで来ました
どこかの子が隣りの子を 迎えに来ました
もうすぐ春ですね
彼を誘ってみませんか
泣いてばかりいたって 幸せは来ないから
重いコートぬいで 出かけませんか
もうすぐ春ですね
恋をしてみませんか
日だまりには雀たちが 楽しそうです
雪をはねて猫柳が 顔を出します
もうすぐ春ですね
ちょっと気取ってみませんか
おしゃれをして男の子が 出かけてゆきます
水をけってカエルの子が 泳いでゆきます
もうすぐ春ですね
彼を誘ってみませんか
別れ話したのは 去年のことでしたね
ひとつ大人になって 忘れませんか
もうすぐ春ですね
恋をしてみませんか
雪が溶けて川になって 流れてゆきます
つくしの子がはずかしげに 顔を出します
もうすぐ春ですね
ちょっと気取ってみませんか
別れ話したのは 去年のことでしたね
ひとつ大人になって 忘れませんか
もうすぐ春ですね
恋をしてみませんか
もうすぐ春ですね
恋をしてみませんか
春一番
昭和51年(1976年)
作詞・穂口雄右
作曲・穂口雄右
歌唱・キャンディーズ
春一番、春二番、いや春三番も吹いたのでしょうか。
三寒四温を繰り返して、春になるって言いますが、
ちょっと気取って・・ちょっと寒い〜と思う昨日、きょう。
キャンディーズ・春一番!
軽快なテンポとリズムで唄う
ランちゃん、スーちゃん、ミキちゃん。
笑顔が爽やか、70年代アイドルの象徴と言えそうです。
振り付けもね、大げさではなくて自然で好感を持てます。
ハーモニーもキレイですね〜
キャンディーズ!
昭和の歌謡界に、その名を刻んだ三人娘。
♪ もうすぐ春ですね〜
春一番
にっぽんの歌 名曲ひとつ 水色のメロディー