テレビが先生だった。 | 言葉使い師の唄〜心の進化の為に〜

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同じ時代を生きてくれてありがとう。
報酬はあなたの朗らかな笑顔です。
心不全直腸がん術後転移してステージ4。
浜松の精神障害者。
イラストと詩と小説を書きます。
言葉使い師。魔法使いです。
コメント大歓迎!
インフルエンサーじゃなく、パイオニアになりたい。

産まれ落ちて、未来を夢見て育った。

 

希望を邪魔する存在など、いないと思っていた。

 

願いは信じれば、必ず叶うと信じていた。

 

子供の頃、昭和はテレビが先生だった。

 

大人たちが子供に愛と勇気を教えてくれた。

 

夢中でかぶりついたブラウン管。

 

チャンネル戦争に負けても、諦めはしなかった。

 

今はどうだ。

 

テレビからは何も学べない。

 

テレビは無責任と無関心と、異常な関心を教えている。

 

許せないか?

 

問題か?

 

よ~く考えてみたら、ど~でもいいことじゃないのか?

 

笑って許してやれよ、誰だって失敗するんだから。

 

カッコ悪いことがカッコ良かった。

 

そこら辺を歩いてるおっさんが型破りだった昭和。


縮こまって、型にはまろうとする見た目で判断される現代。

 

平均でいることを推奨して、はみ出すことが悪いことだと教える学校。

 

それがあなたの個性だよと、言ってやれよ大人なら。

 

文明は個性がなければ衰退してしまう。

 

何もかも一色に染まってゆく、右にならえの世相。

 

猫もしゃくしも流れに乗ってしまう、流行語大賞なんてクソ喰らえだ。

 

軽薄短小が流行り、根性が笑われる、寒い時代だ。


子供はまともには育たない、ものの豊かさと心の貧しさ。

 

人が人らしく生きられた時代、懐かしさに帰りたいと思う。

 

懐古趣味だと言うなら、言えばいいのさ。

 

ああ!何もかもが懐かしい!