和訳アークティック・モンキーズ『Do I Wanna know?』 | タブンダブン

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流浪のライター、かげぎすのブログ。書評、映画感想、洋楽の和訳などいろいろとやっています。

今回の和訳はArctic Monkeys

 

『Do I Wanna Know?』(2013)

 

 

 

 

 

めちゃひさしぶりに現代のバンドを紹介します。Foster The People以来ですね。

 

 

Arctic Monkeysは2002年に結成されたイギリスのバンドです。かれこれ10年以上も活動している息の長いグループ。

 

カテゴリーとしては「インディーロック」とか「ガレージロック」とか、まあそのへんに位置付けられています。

 

メインのボーカルはアレックス・ターナー (Alex Tuner)。

 

僕がこのバンドに興味をもった理由は、アレックスの声がジョン・レノンに似ていると思ったからです。

 

けっこうまえのこと、ある日いつものように作業用BGMとしてYouTubeで音楽をかけながしていたとき、たまたま『Do I Wanna Know?』が耳に入りました。

 

うーん? なんかすごくジョンっぽい声が聞こえる……どこのバンドだ? 

 

というわけでArctic Monkeysの存在をはじめて知ったわけです。

 

 

どうです? よくみてみると、骨格もなんとなく似ていませんか?

 

アレックスのほうがイイ男なのは間違いありませんが、顔の輪郭はジョンと近いものがある……そう思いません?

 

顔の骨格が似ていると、声真似しやすいという話がありますよね。

 

 

 

 

 

え? 似ているのはグラサンくらいだって?

 

 

 

 

ははは、そんなまさか。ちゃんとよくみてくださいよ。似てないわけがないんです。

 

 

 

いや、もちろんアレックスがジョンの真似をしていると言いたいわけではないのですよ。

 

しかし、奇しくもArctic Monkeysもまたメイド・イン・イギリスです。

 

ま、つながりはせいぜいそんなところでしょうかね。

 

 

 

 

……と思っていたそのときである!(銀河万丈風)

 

 

 

 

海外wikiにこんな面白いことが書いてありました。

 

 

「2012年のNMEマガジンでのインタビューにて、バンドのフロントマンであるアレックス・ターナーは、詩の面で(lyrically)もっとも影響をうけた人物としてジョン・レノンを挙げている」

 

わーお、驚きです。

 

で、じっさいにターナーがなんと言っているかというと……

 

「曲と詩を書きはじめたとき、当時のおれはね、『I Am the Warlus』のような詩を書けるようになりたくて仕方なかった。やがてそれがとうてい無理だということがわかった。誰だってあの曲を聴けば、あらゆる点でナンセンスだと思うだろう。だけどね、それをじっさいに書くこと、ナンセンスを装うことじたいがまず難しいんだよ。でも、レノンにはそれをマジにやっちまうだけの能力があったんだ」

 

 

『I Am the Warlus』

 

 

カルト的人気を誇るビートルズの名曲のひとつです。ジョンのラリッた世界観があますところなくぶちまけられています。

 

たしかに、ジョンの作詞能力(というかそのぶっとんだ世界観)はポールが束になってかかってもたどり着けない境地だと思います(でもおれは好きだぜ、ポールのこと…………すまん嘘だ、やっぱりジョンが好きだわ)。

 

 

そういうわけで、次の和訳はもう決まりですね。『I Am the Warlus』でいきましょう。『Being for the Benefit of Mr. Kite!』もなかなかキマッていますが、やはりくらべてみるとセイウチ(warlus)が僕のお気に入りなので……。

 

 

 

あ、忘れてた。

 

 

 

さてさて。曲の『Do I Wanna Know?』ですが、

 

うーん、これといってとくに言うことはないですね。

 

 

一言で表すならば、「未練たらたらの男のお話」でしょうか。

 

ぶっちゃけ歌詞の内容はそんな面白味もないです。

 

「Spilling drinks on my settee」のいい描写だなあと思いました。

 

はい、以上!

(扱いはてきとうですが、ぼくはけっこう好きですよ)

 

 

 

 

Have you got colour in your cheeks?
その顔色はどうしたんだい?

 

Do you ever get that fear that you can't shift
きみはまるで恐れていないようだね 自分の置かれた状況が変えられないってことを

 

The tide that sticks around like summat in your teeth?
歯に挟まった異物のような 動かしがたい状況を

 

Are there some aces up your sleeve?

それともとびきりの一手でもあるのかい?

 

Have you no idea that you're in deep?
自分が深みにはまっていくのがわからないのか?

 

I dreamt about you nearly every night this week
ここんとこ一週間 毎晩のようにきみの夢をみていたよ

 

How many secrets can you keep?
いったいどれだけ隠し事をしている?

 

'Cause there's this tune I found that makes me think of you somehow and I play it on repeat
この曲を聴いていると なぜかきみのことばかり考えてしまって 繰り返し聴いてしまうんだ

 

Until I fall asleep
眠りにおちるまでずっと

 

Spilling drinks on my settee
ソファのひじ掛けに酒をこぼして眠ってしまうんだ


(Do I wanna know?)
(ほんとうはあまり知りたくないんだけど)

 

If this feeling flows both ways?
もしかして意見は噛み合わないのかな?

 

(Sad to see you go)
(きみがいなくなるのは悲しい)

 

Was sorta hoping that you'd stay
きみがここにいてくれたら なんてぼくは思うんだけど

 

(Baby, we both know)
(ベイビー、ぼくたちは知っているのさ)

 

That the nights were mainly made for saying things that you can't say tomorrow day
きみが明日には口にしないようなことを言うには まさに夜こそふさわしい
 

Crawling back to you
よりをもどそう
 

Ever thought of calling when you've had a few?
ほんのわずかでもその気があるのなら そうしたいよ

 

'Cause I always do
ぼくはそのつもりでいるんだ

 

Maybe I'm too busy being yours to fall for somebody new
きみに夢中になるのに忙しくて ほかの娘を追いかけている暇はないのさ

 

Now I've thought it through
いま真剣に考えているんだ
 

Crawling back to you
よりをもどしたいって
 

So have you got the guts?
言っていることがわかるかい?

 

Been wondering if your heart's still open and if so I wanna know what time it shuts

きみはまだ心を開いているのか もしそうならいつ閉ざされてしまうのか ぼくはずっと頭を抱えているんだよ

 

Simmer down and pucker up
さあもういいだろう キスをしてくれ

 

I'm sorry to interrupt. It's just I'm constantly on the cusp of trying to kiss you
まだ話の途中だったね すまない キスをしたくてずっとおあずけの状態だったんだ

 

But I don't know if you feel the same as I do

だけど きみがぼくと同じ気持ちでいるのかはわからない
 

But we could be together if you wanted to
だけど きみが望むならぼくたちは一緒にいられるんだよ
 

(Do I wanna know?)

(ほんとうはあまり知りたくないんだけど)
 

If this feeling flows both ways?

もしかして意見は噛み合わないのかな?

 

(Sad to see you go)
(きみがいなくなるのは悲しい)

 

Was sorta hoping that you'd stay
きみがここにいてくれたら なんてぼくは思うんだけど

 

(Baby, we both know)
(ベイビー、ぼくたちは知っているのさ)

 

That the nights were mainly made for saying things that you can't say tomorrow day
きみが明日には口にしないようなことを言うには まさに夜こそふさわしい
 

Crawling back to you (crawling back to you)
よりをもどそう
 

Ever thought of calling when you've had a few? (you've had a few)
ほんのわずかでもその気があるのなら そうしたいよ

 

'Cause I always do ('cause I always do)
ぼくはそのつもりでいるんだ

 

Maybe I'm too (maybe I'm too busy) busy being yours to fall for somebody new
きみに夢中になるのに忙しくて ほかの娘を追いかけている暇はないのさ

 

Now I've thought it through
いま真剣に考えているんだ
 

Crawling back to you
よりをもどしたいって
 

(Do I wanna know?)
(ほんとうはあまり知りたくないんだけど)

 

If this feeling flows both ways?
もしかして意見は噛み合わないのかな?

 

(Sad to see you go)
(きみがいなくなるのは悲しい)

 

Was sort of hoping that you'd stay
きみがここにいてくれたら なんてぼくは思うんだけど

 

(Baby, we both know)
(ベイビー、ぼくたちは知っているのさ)

 

That the nights were mainly made for saying things that you can't say tomorrow day
きみが明日には口にしないようなことを言うには まさに夜こそふさわしい
 

(Do I wanna know?)
(ほんとうはあまり知りたくないんだけど)

 

Too busy being yours to fall
きみに夢中になるのに忙しくて

 

(Sad to see you go)
(きみがいなくなるのは悲しい)

 

Ever thought of calling darling?
その気はあるのだろうか?

 

(Do I wanna know?)

(ほんとうはあまり知りたくないんだけど)
 

Do you want me crawling back to you?

きみは ぼくとよりをもどしたいかい?