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これから白足袋姿で舞台に出ます。
ここは西宮にある兵庫県立芸術文化センターの
神戸女学院小ホールの楽屋です。

といっても
これは昨日3/4日14:00時の出番前のことです。
「鏡花と夢二 そして古典の世界」と銘打って
地歌舞古澤流宗家2代目古澤侑峯家元が率いる
古澤流の催しがあったのですが
その第2部の冒頭で同センター特別参与の
河内厚郎さんと
「幻想文学と大正ロマン文学」をテーマに
対談を行いました。

そのとき
河内さん共々白足袋で登場しましたが
舞踊や 能が行われる舞台に
白足袋姿はよく映えたかもしれません。

それを抜きにしても
カゲキファッションに白足袋は
相性がいいと思いました。

白足袋型の底以外は布靴を作って履いたら
素敵なオシャレができると思います。

靴メーカーさん
試しに作ってみませんか。

ブームを起こすかもしれません。

しかし
古澤流の地歌舞には
いのちの胎動を感じて痺れました。

古澤侑峯家元の掉尾を飾った地舞「雪」には
恋に身を焼いた女性のいまだ尽きせぬ業を感じました。
地の底から突き上がってくるエネルギーを
吸収して舞っているような凄みがありました。

家元、一門の皆さま
お疲れさまでした。
有り難うございました。


さて
僕は兵庫県立芸術文化センターという
広い敷地にいくつか関連施設があって
その1つが神戸女学院所有の小ホールと思いこんでいました。

ところが
同センターは1つの施設で
大、中、小の3ホールを擁していたんですね。
それぞれに名称が違いました。
神戸女学院小ホールは
そう命名することで
神戸女学院をスポンサーに
年間いくらかの名義料
つまり 宣伝料をいただく仕組みのようです。

なるほど
関西らしい商法と
東日本からきた僕は感心しました。