知りあって

 急に親友になりたがる人には

 注意が肝心だ。

 親友になるには

 それまでの期間が短かろうと

 長かろうと

 信頼の積み重ねが必要である。

 あっという間に意気投合して

 親友同士になるケースでも

 信頼の積み重ねがある。

 お互いのセンサーが信頼面での

 いろいろなチェックポイントを

 一瞬のうちに乗り越え

 👌のサインを 出しあったのである。



 そういうことではなくて
 
 一方があっという間に

 親友として振る舞い

 もう一方があっけに取られて

 当惑しているうちに

 気がついたときには

 内懐に入られている。

 入られた側は

 大体お人よしで

 向こうが親友と言ってるんだから

 それでいいかと許してしまう。

 実は親友モドキで

 その心は魂胆のかたまりになっている。


 以上のことを頭に置いて

 親友モドキの3つの特性を

 肝に銘じてほしい。


 1つは…

 模倣をする。

 何から何まで模倣して吸収し

 きみのようになろうとする。

 たちは悪くないにしろ

 リスペクトしていないから

 きみから

 模倣すべきところがなくなったら

 掌を返すように裏切るだろう。


 2つは…

 きみの立場 権威 地位 を利用する

 親友モドキである。

 きみのコネを使って

 立場 権威 をかさに着て

 自分がいい思いを得ようとする。

 きみの利用価値がなくなれば

 必ず裏切る。


 3つは…

 蛭のように吸いついて

 おカネというかたちで

 利益を得ようとする。

 この特性がいちばん悪質だろうね。


 カネを貸してくれ

 と平気で土下座する者や

 借金の保証人になってほしい

 と頼んでくる者。

 これは始末に悪い。

 泣き落としの手も平気で使う。

 駄目だとなれば

 捨て台詞を吐く。

 それくらいならいいが

 限りなく犯罪者に近いので

 きみの名を使って詐欺を働くこともある。


 2つの特性

 3つの特性を併せ持っている

 親友モドキも多いから

 おかしいと感じたら

 相手にしないことである。