挫けたらおしまいだ…
僕の若い頃にも多かったんだって
そういう人。
挫けたっていいんだよ。
まっ
僕の話を聞いてくれ。
何度目かの転職のときだったかなあ。
別荘用の分譲地を販売している
ディベロッパーの会社に入った。
ブラック企業でね
朝から軍隊的雰囲気で
朝礼を行い
はっぱをかけられた。
半年1年程度
入社が早かっただけだけど
2人の先輩と仲よくなってね。
1人は売上ランキングの
ランクイン常連だった。
神経質で
いつも挫けそうになりながら
挫けるな
挫けたらお前の人生終りだぞ
と 自分に言い聞かせていた。
もう1人はのんびりしていてね
成績は普通だった。
しょっちゅう
もっと上げられるだろ
と係長課長にどやされていた。
その のんびりしたやつが
「このままでは殺される」
と 僕に言い残して辞めていった。
「あいつは駄目なやつだ」
神経質のほうが
吐き捨てるようにつぶやいた。
ちなみに
殺されると言い残したやつは
後年 起業して成功した。
神経質なやつは
倒れたんだよ
それからまもなくね。
過労が引き金になり
脳梗塞を起こしたんだって
風の便りに聞いた。
僕も殺されると言ったやつの
言葉に同感だったから
追っかけるように辞めていた。
挫けそうになるのは
もう頑張るな
という心身のサインなんだよ。
心身が喜んで頑張れ
というサインを出したときは
どんなにきつくても
苦にならないし
挫けないんだよ。
ここは頑張りどころで
後々のためになるって
本能的な判断をしているからね。
頑張っても
心身に無理が行ってるときや
ところでは
ちゃんと挫けて心身を守らなきゃ
人生終わるよ。