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 昭和期の大女優と言えば

 山田五十鈴 田中絹代 杉村春子かなあ

 水谷八重子もいたか

 みんな大恋愛 大不倫(謝 変な表現)の経験者だぜ

 山田五十鈴なんか戸籍上の結婚離婚だけで

 6回前後はやってんじゃないの

 半ばは不倫が始まりかな

 他の大女優もそれぞれに世を賑わしている

 当時は新聞や 週刊誌に報道されても

 それでほとんど終わり

 謝罪なんてなかったぜ

 謝罪なんて問題じゃないだろ

 プライベートのことなんだから

 それに恋愛不倫は女優にとって

 芸の肥やしという認識があった

 実際そのたんびに艶が出ていくんだよなあ

 それでフアンは納得していた


 今は違うだろ

 女優よりも女性タレントの数のほうが多い

 本当は違うんだろうけど

 テレビ番組の露出度ではかるからね

 それでワイド―ショーが

 不倫を面白おかしく扱うだろ

 芸の肥やしに関係なく

 謝罪会見して謝るから

 それ自体がお騒がせ度でタレント性に

 府価値がつく

 お騒がせして

 そういう感じの人になれば

 ときどきお騒がせして

 負の知名度を維持する

 でも

 それだけじゃ限度があるから

 消えていく

 大体プライベートのことだろ

 なぜ謝んなくちゃなんねえの

 ということで

 昭和期の大女優の貫禄は

 今は昔となったけど

 いましたいました1人

 ややそれっぽいのが

 しっかりとダブル不倫

 しかも

 一方の側は夫婦して

 敬虔なモルモン教信者

 動かぬ証拠に

 限りなく近い証拠をつかまれて

 やむなく謝罪記者会見

 小学生でも首をかしげる

 苦しい言い訳でしたが

 その齊藤さんに女優としての

 自負と矜持を感じたのは

 ぼくだけじゃないと思います

 芸で見てください

 とはっきり心で主張していました

 皆さんには関係ないことです

 と内心の叫びが聞こえました

 女優としては正しい主張です

 この方はきっと女優としては

 更に成長します

 僕はそれを確信します


 ただ 家庭を持つ妻として母として

 許されるかどうかは別の問題です


 どんなに丈夫な愛で舗装しても

 あるとき亀裂は生じ

 徐々に大きな亀裂になります


 仕事を取るか家庭を取るか迷う人には

 女優は向かない職業です