レインボーな車に乗ったら、

レインボーな意識になれる。

それでいいのよ。

悪いことを呼ぶ錯覚を潰せ。

昨日も朝から悪いことがあって、

1日に何度も悪いことが重なったのか。

朝起きてすぐに洗面所へ行った。

鏡にヤマンバが写っていた。

一瞬だったが、

私の顔はヤマンバを錯覚させるのか、

と愕然とした。

出勤の途中、駅への近道の裏道を通ったら、

目の前を黒猫が横切っていった。

数週間前、1週間ぐらい凹んだ日々があって、

そのときも出勤の途中で、

その黒猫に横切られた。嫌な気持ちになった。

午前中、ミスしてはいけないと神経を張り詰めてさせたせいで、

小さなミスを連発してしまった。

午後の仕事でかなり大きなミスをしてしまい、

同僚たちにも迷惑をかけた。

直属の上司の上の部署の上司に叱られた。

「そろそろ、あなたの適性に合った職を探したらどうかな?」

冷たいことを言われて落ち込んで、

帰宅の途についた。

わざわざ遠回りしながら、

ずっと考えごとをしていた。

通りがかりの小公園で、

ベンチにかけて月を見上げていた。

こうしてはいられない。

と帰宅を急いだら、

この前買って気に入っていた日傘を忘れた。

取りに戻ったら、もうなかった。

昨夜はそんな自分が不甲斐なくて悔しくて、

なかなか寝つけなかった。

今日も凹んだままだ。

 

なるほど、見事に意識が下降線を描いている。

自分の顔が一瞬ヤマンバに見えたのは、

寝ぼけ眼で見たからで、

ただの錯覚だと思う。

出勤途上に黒猫による横切られたとき、

この前はいいことがなかったので、

今日はいいことがあるようにしてね、

と黒猫に頼めばよかった。

黒猫の神秘の力を信じていいと思うんだ。

意識を、そのステージを上げるためには素敵なチャンスだったけどな。

どうってことないミスを神経質に気にすると、

次々にミスを呼ぶことになる。

そして、そのミスは少しずつ大きなものになる。

きっと、あなたはそれを恐れて、

大きなミスにならないよう、と祈ったはずだ。

そういう恐れからくる祈りは、

それが実現してしまう方へいってしまうのよ。

小さなミスが何よ、

というぐらいに開き直っていいんだ。

部署の上司は冷酷なことを言ったが、

そういう言い方を

あなたは引き寄せてしまっただけなのよ。

錯覚して、

意識をさらにまた錯覚させて下げる。

悪い方へ働かせてしまったのだ。

それじゃあダメだよ。

それってパワハラになりませんか、

という一言で、

その部署の上司は手も足も出なくなるはずだよ。気が弱そうな人だから。

それを冷酷にさせてしまったのは、

あなたの恐れの錯覚なんだ。

錯覚が意識を悪い方へいかせて、

負のスパイラルを無意識のうちに演じさせられている。

さあ意識を上の方へ上の方へ働かせていこうよ。朝の洗面所ではヤマンバではなく、

美しく可憐な白雪姫と出会おうよ。

それはいいことの出会いのスタートになる。