重荷にしちゃったら生きるのは辛いぜ。

背負うものじゃないんだよ。

背負っちゃうから重荷になる。

動けないだろ。

止まっちゃうだろ。

俺の貴い人生だ。

私のかけがえのない人生だ。

そんなふうに思うから、

重荷になって途方に暮れる。

人生は辛いんだ、苦しいんだ、

それを乗り越えていくんだ。

これじゃあなたの人生たまらんよ。

なに勘違いしているんだ、こいつ、

ってことになる。

重荷にして背負って、

乗り越えるもないもんだ。

重荷にしていると、

悲観してくるんだ。

どんどん悲観の度合いが増し人生をはかなんで、

自殺まで考えるようになったら、

それこそ悲劇じゃないか。

さあ、人生は背負うもんじゃない。

広げるんだよ。広げてみようぜ。

パ〜ッと広がったろ。

どんな様子をしている?

砂漠のようか、それとも草原のようか、

それともそれとも大海原のようか。

何でもOKだ。

今のあなたの意識が広めたあなたの人生だから。

砂漠を沃野にしていくか。

あなたはきっと根性もんだ。

艱難辛苦をいとわない。

いや、艱難辛苦を甘んじて迎え、

自分の人生を造っていくタイプだぞ。

沃野の1部を水田にしたいのか。

酪農の牧場もやりたいか。

具体的であなたなら実現可能な夢だ。

頑張れよ。

草原のような人生を広げたあなたは、

そこに何を描くのか。

未来形を随所に込めた新しい都市を築くのか。

紆余曲折はあると思うけれど、

情熱と行動を継続させろよ。

完成したらぜひ足を伸ばしてみたい。

大海原を広げたあなたは、

今、オオッと雄叫びをあげ驚愕の表情になった。

真っ赤なマッコウクジラが躍り上がり、

すぐにでっかいしぶきを上げて姿を消したのか。

あなたは自分の人生から挑まれているのよ。

真っ赤なマッコウクジラを仕留める人生も、

ロマンに満ちてすばらしいじゃないか。

実現したらきっとあなたのことを、

小説に書きたい人がいっぱい現れる。

いや、自分で書けばいいか。

 

さあ、人生を重荷にして背負っている皆さん、

それを下ろし広げてみようよ。

それぞれの人生はが目の前にバア〜ッと広がる。

その人生をどのように彩るかは、

あなたの勝手だ、

あなたの夢次第だ、

あなたの個性の出しどころだ。

喜怒哀楽の種は尽きない。

怒りも悲しみも喜びと楽しみの種だ。

それが人生というものよ。