我が家の北東隅に、
桜の若木があります。
家人が目の高さより少し高いところに、
巣箱をつけました。
野鳥用の巣箱ではありません。
ジュウシマツなどの飼育用の鳥かごの中に入れる巣箱です。
野鳥が入ることを期待してつけたものではないようです。
ある日、気がつくとドアが壊されていました。
そして、巣材がいっぱい運び込まれていました。家族に気がつかれないで、
野鳥が巣作りを始め、途中で放置したような感じでした。
上の画像をご覧になればお分かりいただけるように、
この巣箱の穴はジュウシマツが出入りできるほどのサイズです。
それでドアを壊して巣作りを始めたのでしょうが、途中でこれは不都合だと判断してあきらめたものか。
それまで家人は巣材を運び込む野鳥の姿を見ておりません。
僕は壊したドアから出入りしていたのは、
ムクドリではないかと思いました。
野鳥に詳しい方にご教授いただけたら幸いです。しかし、四方住宅街なのに人目を忍んで、
これだけの巣材を運び込むのは大変だったでしょう。
野鳥の苦労に頭が下がりました。
さて、下記の画像をご覧ください。
南側の庭にあるカエデ系の木には、
もう7、8年前から巣箱が作られています。
今年もこの木が若葉をつけ始めました。
この木は若葉は赤く、
やがて緑になり、
さらに秋が深まると今度は紅葉して赤くなります。
巣箱はシジュウカラ用のものなのですが、
未だ営巣してくれたことはありません。
冬や、春先にはツガイでよく遊びにきてくれました。
家人は今年こそ入居をしてくれると大きな期待を抱くのですが、
結局は子育てには向かないと判断されたのでしょうね。遊びにもこなくなりました。
若葉が紅葉したように赤いのも嫌われたのかもしれませんそれと子育ての様子がよく見えるように、リビングのガラス戸にいちばん近い木に巣箱をつけたのも、
シジュウカラの夫婦にとっては、
気が散って子育てに集中できない、
と考えたのではないでしょうか。
人間と同じようなことを考えるということです。たった今もそうですが、
庭を東から西へシジュウカラが横切っていきました。西側にシジュウカラの餌場になっているところがあります。
ということは、東方のどこかに営巣をした、
ということでしょう。
すでに抱卵に入っていると思います。
巣立ち間際に、
家族でこの巣箱のついた木に遊びにきてくれると嬉しいです。
家人は大喜びするに違いありません。