15歳年の離れた兄が終戦の年に20歳で戦死したことは
前に書きました
兵隊に行く少し前から廊下の窓ガラスに指で書いて
僕にカタカナを教えてくれました
カタカナを覚えひらがなに入って間もなく
兄は兵隊に行きました
戦地の旧満州(現中国東北部)からたった1通兄からハガキをもらいました。
僕が覚えたカタカナで手紙を出したので
その返事としてもらったものです
兄は所属していた部隊が終戦を知らず
旧満州の荒野を彷徨いながら戦闘を続けたため
終戦の日まだ兄は生きていたことになります
毎年この日、朗読することで元気な兄に再会しているのです
そして 元気をもらっています