15歳年の離れた兄が終戦の年に20歳で戦死したことは

前に書きました

兵隊に行く少し前から廊下の窓ガラスに指で書いて

僕にカタカナを教えてくれました

カタカナを覚えひらがなに入って間もなく

兄は兵隊に行きました

 

戦地の旧満州(現中国東北部)からたった1通兄からハガキをもらいました。

僕が覚えたカタカナで手紙を出したので

その返事としてもらったものです

 

兄は所属していた部隊が終戦を知らず

旧満州の荒野を彷徨いながら戦闘を続けたため

8月の22日から23日にかけての未明に戦死しました

終戦の日まだ兄は生きていたことになります

毎年この日、朗読することで元気な兄に再会しているのです

 

そして 元気をもらっています