水元久美「電車の運転士ママのやりがい、達成感そして誇りはお客様目線から」 | 輝く女性応援会議オフィシャルブログ「すべての女性が輝く日本へ」Powered by Ameba

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今回の投稿は、2人のお子さんを育てつつ鉄道運転士として活躍するJR西日本の水元久美さんです。


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こんにちは、JR西日本で電車の運転士をしている水元久美です。


主に大阪~岡山間の電車を運転しています。



私は駅係員、車掌を経験し、2004年に運転士になりました。


私が運転士になった当時は周りを見渡しても女性運転士の数は少なく、まだまだ珍しがられることもありました。


今は女性がとても増えてきていますね。



2人の子どもの出産・育児のための休職を経て、2012年に運転士として復帰しました。


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泊まり勤務があるので大変なこともありますが、両親と夫の助けを借りつつ、母親としての務めを果たしながら、充実して運転士の仕事に励んでいます。



一度私が運転する電車に、偶然私の母が子どもを連れて乗ってきたことがありました。



普段、私が泊まりの仕事になると「寂しい」と言っている子どもたちですが、制服を着て運転している私の姿を見て「本当に運転士をしているんだ!」と実感したようで、その日家に帰ると「ママ、かっこよかったね!」と言ってくれました。



私にとっても、子どもに憧れられる仕事をしていることを改めて認識することができる貴重な経験となりました。


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私の今の目標は、指導操縦者(見習い運転士への指導役)になること。


私自身が先輩方に教えていただいた多くのことを、次の世代に自分なりに繋げていきたいと考えています。



そのための社内試験には合格しましたので、今は、自分が後輩に指導するときにはどのように言えばよいか、などを具体的にシミュレーションしています。


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乗務で大事にしていることは、なるべく列車が揺れないような運転です。


お客様が安全かつ快適にご旅行いただけるように努めています。



満員電車を運転するときは、多くのお客様が立って乗車されていることもあり、特に気をつけています。



以前、私の電車から降りられた一人のお客様から「停車するとき全く衝動がなかった。凄く上手やね!」とお褒めをいただいたことがありました。


お客様からそのように言っていただけることに感謝し、より安全に快適にと努力しています。


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私たち電車の運転士は、お客様のかけがえのない命をお預かりしている仕事であり、だからこそ、運転している最中は一瞬たりとも気を抜けません。



全ての運転を無事に終えて職場に戻ってくると、「今日も無事、お客様を安全に目的地までお届けすることが出来た。」と達成感を得ることが出来ます。



大きな使命を担っている分、誇りを感じることが出来る仕事だと思っています。


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やりがい、達成感、誇り。


仕事をしていく上で大事なことです。


母親としての「やりがい」「達成感」「誇り」と運転士としての「やりがい」「達成感」「誇り」を両立し、安全、快適な鉄道をこれからも提供していきたいと思います。


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